V2男子はヴォレアスが独走態勢を築くか　一方のV3男子はまだ読めない首位争い【V2、3男子・今週の見どころ】

 

 

　V・レギュラーラウンドで各チームが27試合を戦う2022-23 V.LEAGUE DIVISION2 MEN（V2男子）は中盤戦に突入しており、それぞれが16～12試合を終了した。

　先週末はヴォレアス北海道（1位・11勝1敗）、ヴィアティン三重（3位・9勝5敗）、富士通カワサキレッドスピリッツ（4位・9勝4敗）そして埼玉アザレア（6位・7勝8敗）の4チームが連勝を飾った。特に富士通は土日いずれもフルセットを制するなど、長年V2男子を引っ張ってきた意地を感じさせている。逆に首位で週末を迎えていたサフィルヴァ北海道（2位・9勝5敗）は富士通、埼玉と競り合いながらも連敗。この結果、ヴォレアスが抜け出して優位にリーグ戦を進める状況となっている。

　2月に入り、今週末は岸和田市総合体育館（大阪府）、熊谷市民体育館（埼玉県）の2会場に全10チームが登場して計8試合が行われる予定。VリーグのSNS企画「Valentineリーグ」選出メンバーが発表されたこともあり、気になるチームの対戦はぜひスケジュールをチェックしていただきたい。

 

 

　V2男子と同じく、10チームによる3回戦総当りで27試合を戦う2022-23 V.LEAGUE DIVISION3 MEN（V3男子）はそれぞれが17～13試合を終了。今週末は住吉スポーツセンター（大阪府大阪市）と武蔵野総合体育館（東京都武蔵野市）の2会場に全10チームが登場し、計10試合を行う。

　現時点の勝利数で首位に位置するのはトヨタ自動車サンホークス（13勝4敗）。吉岡衛や石黒拓未、西村駿佑らの攻撃力が光る一方で、リベロ福島孝輝やセッター山岡龍司の献身的な活躍も見逃せない。「Valentineリーグ」には山岡が選出されており、今週末のトヨタモビリティ東京スパークル（5位・7勝7敗）戦や奈良ドリーマーズ（2位・12勝3敗）戦での活躍にも注目したい。

　なお試合数・勝利数はまだ少ないが、勝率0.85でトップに立つのはクボタスピアーズ（4位・11勝2敗）。「Valentineリーグ」に選出の瀧川侑真は関西学院大在学中の新加入メンバーで、爆発力を秘めた攻撃が魅力。フレッシュなプレーを、会場で確かめてほしい。

 

V2男子試合結果一覧（1/29終了時点）

V3男子試合結果一覧（1/29終了時点）

 

【次ページ】V2、V3男子順位表・順位変動グラフ

V2男子順位表（1/29終了時点）

順位	チーム	試合数	勝	負	P	勝率	得S	失S	S率
1	サフィルヴァ	12	9	3	28	0.75	31	14	2.21
2	ヴォレアス	10	9	1	26	0.90	29	9	3.22
3	ヴィアティン	12	7	5	23	0.58	28	22	1.27
4	アイシン	11	7	4	21	0.64	27	16	1.69
5	富士通	11	7	4	21	0.64	25	15	1.67
6	つくば	11	7	4	19	0.64	23	20	1.15
7	きんでん	12	6	6	16	0.50	20	25	0.80
8	埼玉	13	5	8	16	0.38	22	28	0.79
9	大同特殊鋼	10	1	9	4	0.10	7	28	0.25
10	デルフィーノ	14	0	14	0	0.00	7	42	0.17

 

V3男子順位表（1/29終了時点）

順位	チーム	試合数	勝	負	P	勝率	得S	失S	S率
1	トヨタ自動車	17	13	4	39	0.76	45	20	2.25
2	奈良	15	12	3	34	0.80	40	18	2.22
3	警視庁	16	11	5	34	0.69	39	21	1.86
4	クボタ	13	11	2	32	0.85	35	13	2.69
5	トヨタモビリティ	14	7	7	21	0.50	26	27	0.96
6	長野GR	17	6	11	21	0.35	29	35	0.83
7	近畿	15	6	9	17	0.40	24	35	0.69
8	東京V	16	5	11	15	0.31	21	38	0.55
9	千葉	16	4	12	13	0.25	18	38	0.47
10	福岡WS	15	2	13	5	0.13	10	42	0.24

 

※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位

※P=ポイント、得S＝得セット、失S＝失セット、S率＝セット率

 

V2男子順位変動グラフ（1/29終了時点）

 

V3男子順位変動グラフ（1/29終了時点）