スタメン平均身長177㎝! 1年生6人がコートに立つ下北沢成徳が優勝【東京都新人大会(女子)】
- 高校生
- 2023.02.10
2022(令和4)年度新人選手権大会(東京女子)最終日が2月5日(日)に駒場高校で行われた。今年1月の春高出場を逃した下北沢成徳高が失セット0で優勝。準優勝は春高ベスト8の共栄学園高だった
優勝し、笑顔を浮かべる下北沢成徳高の選手たち
2022(令和4)年度新人選手権大会(東京女子)その他の写真
春高予選での涙の敗戦から3ヵ月。新チームの初陣となった1月中旬の第31回東京私立高等学校男女選手権大会に続く優勝を飾り、下北沢成徳高の内澤明未キャプテンはほっとした表情で語った。
「都私学(東京私立高等学校男女選手権大会)で優勝しましたが、その時点では自分たちが新チームとしていちばん長く練習していたので、今回勝てるかどうかが大事だと思っていました。優勝することができてすごくうれしいです」
新チームの強みは圧倒的な高さ。身長180㎝を超える3選手(中田藍美、河俣心海、柳千嘉)がコートに立ち、リベロを除くスタメンの平均身長は177㎝を誇る。内澤キャプテン以外のスタメンは全員1年生と若いチームだが、スパイカーは2月18日(土)〜19日(日)に行われる第20回2023全日本ジュニアオールスタードリームマッチに選ばれた実力者たち。今大会でもその高いポテンシャルを見せつけた。
失セット0で迎えた決勝の共栄学園戦は、第1セットにブロックを連発して序盤からリード。イェー モン ミヤと後藤ビビアン愛音の両エースによる力強いスパイクで得点を重ね、セットを奪った。
優勝に王手をかけた第2セットは中盤までリードを許したが、後藤のスパイクで追い上げる。16-18から連続ブロックなどでこのセット初めてリードを奪うと、最後も相手エース秋本美空をブロックしてストレート勝ち。内澤キャプテンは「1年生とは思えない落ち着きで、ほんとうに助けられています。いつも『ありがとう』と思います」と目尻を下げた。
②河俣は183㎝、⑧中田は184㎝と高さのあるブロックで相手に圧力を与えた
昨年の春高予選をもって、指揮官は小川良樹前監督から伊藤崇博監督にバトンタッチ。伊藤監督が「細部の変化はありますが、小川先生が築いてこられたものが柱になります」と語るように、スタイルは大きくは変わらない。内澤キャプテンも「力強さは残しつつ…」と言いながら、プランを口にした。
「成徳といえば大エースのイメージですが、レフトを中心に攻撃力が高い選手ばかりなので。バックアタックも含めて、リベロとセッター以外全員が攻撃に参加して。競った場面ではライトにも頼れるチームになります!」
新年度へは「東京の大会では全部優勝したい。去年の(春高予選の)借りをしっかり返して、日本一を取りたいです」と力強く宣言。目指すゴールへ、どんな進化を遂げるのか。注目のシーズンが幕を開けた。
マネジャーとしてベンチ入りした武田麗華前キャプテンとともに、笑顔の内澤キャプテン
平均身長177㎝! 下北沢成徳高のスタメン
小山 明 1年/身長166㎝/セッター/北沢中(東京)
イェー モン ミヤ 1年/身長174㎝/アウトサイドヒッター/北沢中(東京)
中田藍美 1年/身長184㎝/ミドルブロッカー/北沢中(東京)
河俣心海 1年/身長183㎝/オポジット/北沢中(東京)
後藤ビビアン愛音 1年/身長172㎝/アウトサイドヒッター/東陽中(愛知)
柳 千嘉 1年/身長183㎝/ミドルブロッカー/北沢中(東京)
内澤明未 2年/身長150㎝/リベロ/軽米中(岩手)
駒坂 真 1年/身長156㎝/リベロ/函南中(静岡)