ジェイテクトSTINGSの西田有志が、2月11日(土)に「オンライン部活 バレーボール部(スパイク編)」に登場した。スポーツを取り巻く環境が変化するなか、問題解決能力の高い自立した選手の育成を目指して㈱STEAM Sports Laboratoryが企画したこのイベント。西田は国内外の中学、高校生に対し、Zoom上でそれぞれ90分間のオンラインコーチングを行った
「オンライン部活」で笑顔を見せる西田
学生時代の実体験を振り返りながら、それぞれの部がスタート。中学1、2年生時は顧問がバレーボール経験者ではなく、西田が選手たちを指導していたというエピソードを披露。さらに、「打倒・星城高(愛知)。倒したらめっちゃカッコよくね?」と入学時には県ベスト4だった海星高(三重)を、3年生時にはインターハイ出場に導いた高校時代など、西田らしい秘話に参加者は驚きの表情を浮かべた。
そのような体験談を一方的に聞くだけでなく、参加者が西田と意見を交わせるのがこの取り組みの特徴。選手たちは「強いチーム、うまい人の共通点は何だろう?」「今の自分に必要な課題は何だろう? どんな練習をすればいいだろう?」といったテーマについて考え、問いかけに対しては西田がていねいに答えた。
そして、それぞれの回で目玉となったのが、探究型動作解析アプリ「Pre-Post(プレポス)」を使った西田のフォーム分析。中学生の動画と比べることでより特徴がはっきりと表れると、西田は「意識しているのは力強く打つこと。100%の力で助走して、いちばん力が乗るスピードでスパイクに向かうことが大切。腰を回旋して、体のすべてを使って打つようにしています」とポイントを語った。
探究型動作解析アプリ「Pre-Post」を使い、西田がスパイクのポイントを解説
その後もプレー面だけでなく、チームづくりの悩みなど幅広い質問に答え、各90分間のプログラムを終えた。中学生には「中学の経験を経て今がある。大変な時期もあると思いますが、折れずに頑張ってほしいです」とエール。高校生には「もしかしたらVリーグで会うかもしれません。(Vリーグで)待っています」と成長を願っていた。
各回40名を超える参加者が西田とコミュニケーションを図った
第2回は2月28日(火)17時30分から関田誠大(ジェイテクト)によるセッター編が行われる。探究型動作解析アプリ「Pre-Post」利用団体の生徒は無料、それ以外は1人500円で参加可能。
このほか、詳細は月刊バレーボール4月号(3月15日[水]発売予定)にも掲載する予定。
西田有志が振り返るフランスとの激闘「本能のままにプレーした」 よりストイックに2季ぶりのVリーグへ