サイトアイコン 月バレ.com【月刊バレーボール】

V・レギュラーラウンドは3度目の対戦がスタート 3会場で1日2試合実施のV1女子【今週の見どころ】

 

 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)はV・レギュラーラウンドも残すところ3分の1。ここからは、土日で同じ相手と戦うのではなく、別の相手と対戦しながら連戦をこなすという新たな局面へと突入する。

 基本的には1会場で2試合ずつが行われる設定へと変わり、ファンにとっては多くのチームを一度に観戦できるチャンス。今週末は3会場に4チームずつが集まって、2月18日(土)、19日(日)で計12試合が行われる予定となっている。

 

 

 まずは東レアローズ(2位・16勝6敗)のホーム、YMITアリーナ(滋賀県草津市)での注目ポイントは、何といっても1位のJTマーヴェラス(17勝5敗)、2位の東レに4位の久光スプリングス(15勝7敗)という上位陣がそろうところ。ここに、先週はホームゲームを戦った岡山シーガルズ(11位・5勝17敗)を加えて、4チームによる激戦が繰り広げられる。上位の対戦としては、18日に東レ対久光、19日に東レ対JTが行われる。ホームの後押しを受けて、東レは難敵をはね返せるだろうか? 今季これまで、東レは久光ともJTとも1勝1敗。いずれ劣らぬ強豪どうしの対戦であり、簡単に勝負はつきそうにない。熱戦は必至であり、ぜひ目撃してほしい。なお、ここでの4試合はV.TVイージースポーツのほか、GAORAでも全国に放送・配信される。

 

 続いてNECレッドロケッツ(5位・14勝8敗)のホーム、大田区総合体育館(東京都大田区)にはNECのほかにトヨタ車体クインシーズ(6位・11勝11敗)、日立Astemoリヴァーレ(7位・10勝12敗)、PFUブルーキャッツ(9位・9勝13敗)が登場。おわかりのとおり、それぞれの勝数にはほとんど差がなく、順位も近接したカードの連続となる。意地と意地がぶつかり合う、予想のつかない激闘にご注目。2日間の戦いを終えた時点で、それぞれの順位はどのように変動しているのだろうか。

 

 

 最後にもう1会場、KUROBEアクアフェアリーズ(10位・8勝13敗)のホームである黒部市総合体育センター(富山県)で戦うのはKUROBEのほかに埼玉上尾メディックス(3位・15勝6敗)、デンソーエアリービーズ(8位・9勝13敗)、ヴィクトリーナ姫路(12位・2勝20敗)の各チーム。どのチームにとっても重要な対戦が控える週末だが、ここはどうか、KUROBEで活躍するトゥーバ・イヴェギンのことを心に留めていただきたい。トルコ出身の彼女は、2月6日(月)に発生したトルコ・シリア地震で大きなショックを受けながらもコートに立ち、トルコの早期復興を一緒に願ってほしいと訴えた。チームではイベントを実施し、売上の一部を義援金とするなどの活動を発表している。詳細をチェックのうえ、それぞれができることについて考えてみてほしい。

 

 

V1女子試合結果一覧(2/12終了時点)

 

【次ページ】V1女子順位表・順位推移表

 

V1女子順位表(2/12終了時点)

順位 チーム 試合数 ポイント 勝率 得セット 失セット セット率
1 JT 22 17 5 50 0.77 60 28 2.14
2 東レ 22 16 6 46 0.73 57 32 1.78
3 埼玉上尾 21 15 6 43 0.71 49 27 1.81
4 久光 22 15 7 43 0.68 53 34 1.56
5 NEC 22 14 8 45 0.64 51 33 1.55
6 トヨタ車体 22 11 11 30 0.50 40 47 0.85
7 日立Astemo 22 10 12 29 0.45 39 45 0.87
8 デンソー 22 9 13 28 0.41 37 47 0.79
9 PFU 22 9 13 28 0.41 37 48 0.77
10 KUROBE 21 8 13 22 0.38 33 49 0.67
11 岡山 22 5 17 18 0.23 31 55 0.56
12 姫路 22 2 20 11 0.09 20 62 0.32

※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位

※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率

 

V1女子順位推移表(2/12終了時点)

 

モバイルバージョンを終了