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石川祐希のミラノ トレンティーノに惜敗で、コッパ・イタリア準決勝敗退

石川祐希【Photo:Lega Pallavolo Serie A】

【Photo:Lega Pallavolo Serie A】

 

 石川祐希の所属するミラノは、イタリア・セリエAコッパ・イタリア準決勝でトレンティーノと現地2月25日(土)にローマで対戦し、2-3(35-33, 25-22, 19-25, 16-25, 9-15)で敗れた。

 

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 コッパ・イタリアはイタリア・セリエA所属チームで争う国内カップ戦。ミラノは準々決勝でルーベを下し、ディフェンディングチャンピオンのトレンティーノとの準決勝を迎えた。同チームとは前週にセリエAレギュラーシーズン後半第9節で対戦、フルセットで敗れており、リベンジを果たしたいところ。

 

 第1セット序盤、ミラノはOPジャン・パトリ(フランス)のスパイクやOHオスニエル・メルガレホ(キューバ)のサーブなどでリードを奪うが、終盤にリリーフサーバーのOPガブリエレ・ネッリ(イタリア)のサービスエースなどで追いつかれジュースに突入。互いに譲らず30点台に入ると、ミラノのセットポイントでOH石川がパイプ攻撃を決めてセットを先取した。

 

 石川のサービスエースで始まった第2セットは一進一退の展開に。石川は6-7で同点に追いつくブロックや14-14でリードを奪う攻撃など要所で活躍し、チームを引っ張る。リードされて迎えた終盤、途中交代で入ったMBマッテオ・ピアノ(イタリア)のブロックやOHミラド・エバディプール(イラン)のサーブなどで逆転に成功するとセットを連取した。

 

 主導権を握ったかに見えたミラノだったが、第3セットはトレンティーノのOHアレッサンドロ・ミキエレット(イタリア)、OHダニエレ・ラビア(イタリア)、OHマテイ・カジースキ(ブルガリア)らの強力な攻撃陣の反撃にあい、落としてしまう。またセット終盤には石川が足を引きずるような素振りを見せ、ベンチに下がるなど、暗雲が立ち込める。石川は第4セット開始時にはコートに戻ったものの、5-7で再びコートの外へ。ミラノは第4セットも落としてしまい、勝負の行方は前回対戦時に続いて、第5セットに。

 

 石川を欠いたミラノは第5セット、ミキエレット、カジースキの攻撃を止めることができずリードを許し、最後はミキエレットにパイプ攻撃を決められて、昨年に続き準決勝敗退となった。

 

 石川は第4セットまでスタメンで出場。途中ベンチに下がったもののチームトップの21得点(ブロック1得点、サーブ1得点を含む)、アタック決定率は51%、サーブレシーブ返球率は52%(内Aパス14%)を記録。ブレークポイントはチームトップの6点を記録するなど、攻守共にチームの柱としてチームを引っ張った。

 

【石川祐希コメント】

「第3セット途中、第4セットとほぼコートに出ることができず、第5セットもコートの外から見守るだけだったので、非常に悔しい思いです。本当に体の管理やコンディション調整をしっかりしなければいけないなと改めて感じました。コートに最後まで立てなかったということが一番の反省点だと思っています」

 

 次戦、ミラノはセリエAレギュラーシーズン後半第10節を現地時間3月4日(土)18:00【日本時間5日2:00】から、ルーベとアウェーで戦う。

 

※ポジション表記/OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ

 

石川祐希 イタリア・セリエA【ミラノ】 チーム成績・個人成績

 

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