サイトアイコン 月バレ.com【月刊バレーボール】

JT広島、ジェイテクトは正念場が続くV1男子 四強入りへの望みをつなげるか【今週の見どころ】

 

 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)のV・レギュラーラウンドは、各チームあと4週8試合を残すのみ。上位4チームが戦うことを許される、V・ファイナルステージ進出をめぐる争いは3月へともつれ込んでいる。

 

 

 先週末、6位のジェイテクトSTINGS(15勝13敗)はサントリーサンバーズ(2位・22勝6敗)に1-3で2連敗を喫したほか、7位のJTサンダーズ広島(13勝15敗)はパナソニックパンサーズ(4位・18勝10敗)にやはり連敗。5位の東レアローズ(18勝10敗)との差はともに広がっており、ここから4位圏内に滑り込むためには、いよいよ負けられない局面を迎えつつある。

 ただジェイテクトは、現在3位の堺ブレイザーズ(19勝9敗)を含む上位陣との対戦がすべて終了しており、残る4週の対戦相手は現在の7~10位ということになる。着実に白星を積み重ねることができれば、希望はまだつながるかもしれない。何といっても、ファンは昨年末の天皇杯ファイナルラウンドでの大逆転劇を忘れてはいない(準決勝でJT広島を相手にマッチポイントから3セットを取り返す逆転勝利を飾り、翌日の決勝では東レを圧倒)。

 ジェイテクトは3月4日(土)、5日(日)と有明コロシアム(東京都江東区)で東京グレートベアーズ(8位・7勝21敗)との2連戦に挑む。両日とも、フジテレビONEでの放送が予定されている。

 

 4連敗となったJT広島が勝ち上がるには、さらに厳しい道を乗り越える必要がある。チームとしてサーブ、ブロックの成績は悪くないだけに、サーブレシーブを安定させて優位に試合を運びたいところ。今週末の相手は4連勝中の首位ウルフドッグス名古屋(22勝6敗)で、会場はWD名古屋のホーム、エントリオ(愛知県稲沢市)。まずは目の前にある、アウェーでの戦いに勝利することができるか。

 

 V・ファイナルステージをめぐる争いではないが、10位のVC長野トライデンツが、先週末の2月26日(日)にホームで今季2勝目をあげている(東レにストレート勝利)。昨年10月29日(土)のサントリー戦以来という白星だったが、前日25日(土)も三輪大将のクイックをアクセントに東レと競り合うなど、いい形が続いている。

 気になるのは、VC長野が勝利したサントリーと東レは、いずれも上位チームであるということ。セット率と得点率では現状9位の大分三好ヴァイセアドラー(4勝24敗)をわずかに上回っていることもあり、対戦する相手にとっては気が抜けない存在と言えるだろう。今週末はパナソニックと、大田区総合体育館(東京都)で連戦を行う。

 

 

V1男子試合結果一覧(2/26終了時点)

 

【次ページ】V1男子順位表・順位推移表

V1男子順位表(2/26終了時点)

順位 チーム 試合数 ポイント 勝率 得セット 失セット セット率
1 WD名古屋 28 22 6 62 0.79 67 29 2.31
2 サントリー 28 22 6 62 0.79 70 36 1.94
3 28 19 9 58 0.68 63 39 1.62
4 パナソニック 28 18 10 57 0.64 69 42 1.64
5 東レ 28 18 10 47 0.64 63 50 1.26
6 ジェイテクト 28 15 13 49 0.54 56 44 1.27
7 JT広島 28 13 15 41 0.46 51 51 1.00
8 東京GB 28 7 21 23 0.25 34 70 0.49
9 大分三好 28 4 24 11 0.14 20 78 0.26
10 VC長野 28 2 26 10 0.07 25 79 0.32

※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位

※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率

 

V1男子順位推移表(2/26終了時点)

 

 

モバイルバージョンを終了