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代表入りへアピール 男子日本代表若手有望選手がフランスから帰国

 

羽田空港に到着したメンバー

 

 男子日本代表若手有望選手が2週間弱のフランス(モンペリエ)合宿から3月3日に帰国し、選手・スタッフが元気な姿を見せた。現地では地元のチームと試合形式で4ゲームを行い、間ではトレーニングやボール練習に取り組んだという。公益財団法人日本バレーボール協会の南部正司男子強化委員長は、今回のプロジェクトの狙いと成果について次のように語った。

 

「今回の狙いとしては、まず若い選手たちに『海外のチームはどのようなものか、じかに戦って、触れ合って実感する』という経験をしてもらうことが一つ。

 そして『男子日本代表のフィリップ・ブラン監督が主導するなか、フランスで生活をしながらバレーボールをする』という経験を積む、これがもう一つの目的でした。そこには、監督に大学世代の有望選手のことを知ってもらうという、選考に関係した目的もありました。

 加えて、今回は大学の指導者をコーチングスタッフに入れることで、フィリップ監督と彼らの連係をつくることも狙いにありました。指導者たちからも『非常にいい経験になった』とコメントをもらっており、選手だけでなくスタッフにとってもよかったと思っています」

 

 またこれからスタートする2023年度、さらには将来を見据えて、南部強化委員長はこう話した。

「今回のような機会を設けることで、フィリップ監督に大学カテゴリーの選手や指導者を直接見てもらうことができました。さらに、これをきっかけとして下の世代の指導者ともいろいろ交流を深めたい、と監督は言っていますので、私が狙いとする“縦の風通し”をよくするうえで大きな一歩になったと思います。

 23年度はパリ五輪予選/ワールドカップやワールドユニバーシティゲームズ(WUG・以前のユニバーシアード)がありますが、もうパリオリンピックは来年ですし、ロサンゼルス、そしてブリスベンでのオリンピックも視野に入れています。そういった世代である程度中心になる選手はもう、目を光らせて決めていかなければ、という時期が迫ってきています」

 

 WUGは7月末から中国で予定されており、今回のメンバーからも、シニアの日本代表やWUGの代表がそれぞれ選ばれる見通しとなっている。なお、合宿参加メンバーは次ページへ。

 

男子日本代表若手有望選手がフランスで合宿中 水町泰杜「変わるきっかけをつかむ合宿に」

 

男子日本代表若手有望選手合宿を実施 東海大の山本、早稲田大の水町など16名が参加

 

【次ページ】男子日本代表若手有望選手合宿 選手、スタッフ一覧

 

男子日本代表若手有望選手合宿 選手一覧

  氏名 所属 ポジション 身長(㎝)
1 川口柊人 日本体大4年 MB 200
2 鬼木 錬 日本体大4年 MB 204
水町泰杜 早稲田大3年 OH 181
4 山田大貴 早稲田大3年 OH 191
5 丸尾翔太 近畿大3年 MB 201
6 甲斐孝太郎 専修大3年 OP 187
7 高木啓士郎 東海大3年 L 170
8 荒尾怜音 早稲田大3年 L 174
9 木下颯眞 東亜大2年 S 191
10 柳北悠李 東亜大2年 OH 193
11 甲斐優斗 専修大1年 OH 200
12 高橋慶帆 法政大1年 OP 194
13 長田力斗 愛知学院大1年 S 184
14 麻野堅斗 東山高3年 MB 207
  武田大周
※2月19日まで参加(NTC合宿のみ)
明治大 L 170

※ポジション表記:OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ

 

男子日本代表若手有望選手合宿 スタッフ一覧

  氏名 所属 役職
1 南部正司 日本バレーボール協会(JVA) 男子強化委員長
2 フィリップ・ブラン 日本バレーボール協会(JVA) 監督
2 中原貴典 専修大 コーチ
3 豊田昇平 中央大 コーチ
4 中田 学 順天堂大 コーチ
5 青木聡二郎 筑波大 アナリスト
6 辻 直幸 HPSC S&Cコーチ
7 濱崎元太 ケッズトレーナー フィジカルセラピスト
8 荒木大輔 兵庫県立リハビリテーション中央病院 ドクター
9 坂本將眞 日本バレーボール協会(JVA) マネージャ―

 

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