【Photo:Lega Pallavolo Serie A】
髙橋藍の所属するイタリア・セリエAのパドヴァはイタリア・セリエAレギュラーシーズン後半第11節でピアチェンツァと現地3月12日(日)にアウェーで対戦し、1-3(15-25, 25-18, 21-25, 21-25)で敗れた。
ピアチェンツァはレギュラーシーズン6位ながらも、OHリカルド・ソウザ(ルカレリ)、OHイオアンディ・レアル(ともにブラジル)、MBロベルランディ・シモン(キューバ)、Sアントワーヌ・ブリザール(フランス)ら各国代表チームでの経験も豊富な選手を擁し、今季のコッパイタリアを制している手強い相手。
第1セットはルカレリ、レアルらの強力な攻撃で序盤から主導権を握られ、5-12とリードを許すと、OH髙橋のスパイクによる得点やサービスエースなどで反撃するも及ばずセットを奪われる。第2セットはOPドゥシャン・ペトコビッチ(セルビア)、OHアスパルフ・アスパルホフ(ブルガリア)の攻撃でリード。19-15から髙橋のサービスエースもあって、セットを奪い返した。
第3セットは序盤からピアチェンツァに先行を許したが、途中交代で入ったOPトマッソ・グッツォ(イタリア)の攻撃などで追い上げる。しかし、OPユーリ・ロマノ(イタリア)のブロックで再び突き放されセットを落とす。第4セットはロマノのサービスエース、ルカレリのパイプ攻撃などで流れを引き寄せたピアチェンツァに奪われ、パドヴァは敗れた。
髙橋は全セットにスタメン出場し、14得点(サーブ2得点を含む)、アタック決定率は43%。サーブレシーブ返球率は56%(Aパス返球率33%)を記録。またこの試合で、今季レギュラーシーズン合計得点が300得点(リーグ13位タイ)になった。パドヴァはレギュラーシーズンを終えて10位が確定。パドヴァ、チステルナ(9位)、ターラント(11位)は5位決定プレーオフ予備リーグ戦に進み、ホーム&アウェーの総当たり2回戦を争って、最上位チームが、プレーオフ準々決勝ラウンド敗退4チームと争う5位決定プレーオフへの出場権を獲得する。
次戦、パドヴァはセリエA・5位決定プレーオフ予備リーグ戦の第1戦を現地時間3月16日(木)18:00【日本時間17日2:00】から、チステルナとアウェーで戦う。
※ポジション表記/OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ
セリエAレギュラーシーズン順位表(終了時点)
順位 |
チーム |
試合数 |
勝 |
負 |
P |
得S |
失S |
S率 |
P率 |
1 | ペルージャ | 22 | 22 | 0 | 65 | 66 | 11 | 6.00 | 1.21 |
2 | トレンティーノ | 22 | 14 | 8 | 44 | 54 | 32 | 1.69 | 1.08 |
3 | モデナ | 22 | 12 | 10 | 40 | 47 | 38 | 1.24 | 1.01 |
4 | ルーベ | 22 | 13 | 9 | 38 | 46 | 36 | 1.28 | 1.01 |
5 | ヴェローナ | 22 | 14 | 8 | 37 | 47 | 39 | 1.21 | 1.02 |
6 | ピアチェンツァ | 22 | 11 | 11 | 34 | 45 | 43 | 1.05 | 1.02 |
7 | モンツァ | 22 | 11 | 11 | 33 | 40 | 43 | 0.93 | 1.00 |
8 | ミラノ | 22 | 10 | 12 | 30 | 38 | 45 | 0.84 | 1.00 |
9 | チステルナ | 22 | 8 | 14 | 26 | 39 | 48 | 0.81 | 0.98 |
10 | パドヴァ | 22 | 7 | 15 | 18 | 32 | 55 | 0.58 | 0.91 |
11 | ターラント | 22 | 5 | 17 | 16 | 26 | 56 | 0.46 | 0.94 |
12 | シエナ | 22 | 5 | 17 | 15 | 23 | 57 | 0.40 | 0.87 |
※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率、P率=得点率
※ポイント、勝利数、セット率、得点率の順に高いチームが上位
1〜8位がプレーオフ準々決勝に進出、9〜11位は5位決定プレーオフに進み、12位のシエナは降格
髙橋藍 イタリア・セリエA【パドヴァ】 チーム成績・個人成績
髙橋所属のパドヴァ トレンティーノに敗れたもののセリエA残留が決定