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春高2025

[イタリア22/23]第19節 ペルージャが今季初のフルセットも全勝キープ

  • 海外
  • 2023.02.17

 

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。2022/23シーズンの第19節(後半第8節)はトップ4どうしが白熱した戦いを演じました

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

エレーラがSP8本で堂々のMVP。ペルージャはいまだ無敗

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第19節》ペルージャ 32 トレンティーノ

(19-25,25-18,25-22,23-25,15-11)〔現地2/12〕

開幕から全勝、しかもフルセットはなし、と勝ち点をフルで獲得してきた首位のペルージャ。無敵のブロックデビルズを破るチームは出てくるのか、そもそも勝ち点を奪うことはできるのか、レギュラーシーズン終盤に入り、話題はそこに集まる。

そうして今節で、ついにトレンティーノがやってみせた。とはいえ、フルセットに持ち込んでみせただけで、軍配はペルージャに上がった。ペルージャはMBフラビオ・グアルベルト(ブラジル)の最多5本を筆頭に、チーム計13本のブロックポイントをマークしたほか、OPヘスス・エレーラ(キューバ)がサービスエース8本を含むチーム最多25得点をあげる大活躍を見せた。ペルージャにとっては今季初の勝ち点2となったが、シーズン全勝にまた一歩近づく勝利となった。

<ペルージャのエレーラ(右端)は自身初のセリエAで堂々と力を発揮>

 

*****

◆《第19節》モデナ 31 ターラント

(25-22,25-16,20-25,25-18)〔現地2/12〕

 ホームにターラントを迎えたモデナは新鋭OHトマッソ・リナルディ(イタリア)がサービスエース5本を含む15得点をマークし、MVPに選出。守ってはMBドラガン・スタンコビッチ(セルビア)とOPアディス・ラグンジラ(トルコ)がともに3本のブロックポイントをあげて、勝ち点3を手にした。

<名門クラブの未来を託されし男、リナルディ(奥)

 

◆《第19節》ピアチェンツァ 31 ミラノ

(27-25,25-18,18-25,25-19)〔現地2/12〕

 ピアチェンツァのOPユーリ・ロマノ(イタリア)は昨季まで所属したミラノに対し、チーム最多19得点をマーク。ミラノではOPジャン・パトリ(フランス)の2番手だったが、昨年の世界選手権優勝を経て、ジャンプアップを果たしている。ミラノはパトリとOH石川祐希(日本)が15得点と並んだが、ここにきて手痛い勝ち点0。

<ロマノは古巣を相手に、しかと成長を見せた>

 

◆《第19節》モンツァ 31 チステルナ

(20-25,25-23,25-23,25-22)〔現地2/11〕

 3連敗中のチステルナは勝利をつかむべく、OHマルコ・セドラチェク(クロアチア)が最多25得点と気を吐く。だが、途中出場のOPアーサー・シュワーツ(カナダ)がサービスエース3本を含む20得点をあげたモンツァが逆転勝利を収めた。プレーオフ進出に向けて、チステルナは正念場だ。

<今季、チステルナを牽引する⑦セドラチェク>

 

第19節》ヴェローナ 32 パドヴァ

(25-21,25-22,20-25,27-29,19-17)〔現地2/12〕

 2セットを連取しながら、パドヴァの猛反撃を受けたヴェローナだったが、第4セット途中から“巨人”OPマキシム・サポズコフ(ロシア)を投入。サポズコフが10得点をマークし、激闘を制する立役者となった。惜しくも敗れたパドヴァは途中出場のOHダビデ・ガルディーニ(イタリア)が最多20得点で存在感を放った。

<パドヴァ(奥)はホームでの勝利まで手の届くところだったが…>

 

※第19節のルーベvs.シエナは現地3月25日に延期

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第19節(後半第8節)終了時点==

1 ペルージャ 56pt(19勝0敗)-

2 モデナ 38pt(12勝7敗)▲

3 トレンティーノ 36pt(11勝8敗)▼

4 ルーベ 30pt(10勝8敗)-

5 ピアチェンツァ 30pt(10勝9敗)▲

6 ヴェローナ 29pt(11勝8敗)▼

7 モンツァ 27pt(9勝10敗)▲

8 ミラノ 26pt(9勝10敗)▼

9 チステルナ 23pt(7勝12敗)-

10 パドヴァ 16pt(6勝13敗)-

11 シエナ 14pt(5勝13敗)-

12 ターラント 14pt(4勝15敗)-

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

 

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