2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)は先週末、フルセットで連勝を飾った東レアローズ(1位・24勝6敗)がV・レギュラーラウンドでの4位以上を確定させ、V・ファイナルステージ進出1番乗りを果たした。いよいよ各チーム、残すは2週のみとなって今週末を迎える。
東レに続く4チームは、ほとんど差がない状況。2位は埼玉上尾メディックス(21勝8敗)で、以下JTマーヴェラス(3位・21勝9敗)、久光スプリングス(4位・21勝9敗)、NECレッドロケッツ(5位・20勝10敗)までがぴったりと並んでいる。そこから6位のデンソーエアリービーズ(13勝17敗)との間はやや離れていることもあり、特に2~5位の争いから目が離せない。
2~5位の4チームのうち、埼玉上尾は3月16日(木)に埼玉県立武道館(上尾市)でKUROBEアクアフェアリーズ(10位・9勝20敗)と1月8日中止分の再試合を戦い、その後は金沢市総合体育館(石川県)に移動して19日(日)にPFUブルーキャッツと対戦する。JTは西尾市総合体育館(愛知県)で18日(土)に日立Astemoリヴァーレ(8位・12勝17敗)と、19日には久光と激突。久光は同じ会場で18日にデンソーと戦い、翌日はJT戦に臨む。
そして今週末、NECは19日のみ試合を行う予定。相手はKUROBEで、NECはV・ファイナルステージ進出のため、KUROBEもV・チャレンジマッチ(入替戦)出場回避のために、重要な一戦となることは変わりがない。
V・チャレンジマッチに出場するのは下位2チーム。現在、12位のヴィクトリーナ姫路(5勝24敗)から9位のPFUまでに出場の可能性があり、最後まで気の抜けない戦いが続く。
昨季は最下位と苦しんだKUROBEは、伊東克明新監督の下で現在10位。何としても10位以上をキープしたい、という思いは強いが、今週は16日からの4日間で「埼玉県から石川県への移動+3試合」をこなすハードスケジュールが待っている。3月12日(日)のトヨタ車体クインシーズ(7位・13勝17敗)戦で勝利し、連敗は脱出したものの、勝負どころはここからである。
岡山は今週末、今季最後のホームゲームでトヨタ車体、東レとの連戦。思いきりのよい攻撃が魅力のルーキー佐伯亜魅加を機能させ、連勝で希望をつなぐことができるか? 地元の後押しにも期待したい。
姫路は残り4試合に全勝しても10位浮上は難しいという状況だが、できることはまだあるはず。まずはサーブレシーブを最後まで我慢し、東レとトヨタ車体に一矢を報いて最終週のホームゲームにつなげたいところ。この週末も各地で熱い応援を、ぜひ。
V1女子試合結果一覧(3/12終了時点)
V1女子順位表(3/12終了時点)
順位 | チーム | 試合数 | 勝 | 負 | ポイント | 勝率 | 得セット | 失セット | セット率 |
1 | 東レ | 30 | 24 | 6 | 67 | 0.80 | 81 | 41 | 1.98 |
2 | 埼玉上尾 | 29 | 21 | 8 | 62 | 0.72 | 69 | 35 | 1.97 |
3 | JT | 30 | 21 | 9 | 62 | 0.70 | 77 | 42 | 1.83 |
4 | 久光 | 30 | 21 | 9 | 60 | 0.70 | 73 | 46 | 1.59 |
5 | NEC | 30 | 20 | 10 | 64 | 0.67 | 72 | 41 | 1.76 |
6 | デンソー | 30 | 13 | 17 | 41 | 0.43 | 53 | 61 | 0.87 |
7 | トヨタ車体 | 30 | 13 | 17 | 36 | 0.43 | 50 | 67 | 0.75 |
8 | 日立Astemo | 29 | 12 | 17 | 36 | 0.41 | 50 | 62 | 0.81 |
9 | PFU | 30 | 11 | 19 | 32 | 0.37 | 45 | 70 | 0.64 |
10 | KUROBE | 29 | 9 | 20 | 26 | 0.31 | 40 | 71 | 0.56 |
11 | 岡山 | 30 | 8 | 22 | 28 | 0.27 | 46 | 74 | 0.62 |
12 | 姫路 | 29 | 5 | 24 | 20 | 0.17 | 30 | 76 | 0.39 |
※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位
※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率
V1女子順位推移表(3/12終了時点)