2022-23 V.LEAGUE DIVISION2 MEN(V2男子)、2022-23 V.LEAGUE DIVISION3 MEN(V3男子)はいずれもV・レギュラーラウンド最終週を迎える。
まず4会場で全10試合が行われるV2男子では、順位決定方法が「勝率の高いチームを上位とする」ことに変更されたが、ヴォレアス北海道(23勝2敗)が2年連続の1位を確定し、続く3チームに2位の可能性が残されている。富士通カワサキレッドスピリッツ(2位・18勝7敗)、サフィルヴァ北海道(3位・17勝8敗)、アイシンティルマーレ(4位・16勝8敗)はいずれも3月25日(土)、26日(日)の2日間で2試合を戦うが、戦い終えたとき、順位はどうなっているのか? 2位に食い込み、V・チャレンジマッチ(入替戦)への切符をつかむのはどのチームだろうか。
下位2チームはすでに順位が決まっており、大同特殊鋼レッドスター(9位・4勝21敗)と兵庫デルフィーノ(10位・0勝25敗)がV3男子上位とのV・チャレンジマッチに出場する。この週末の戦いも貴重な場に違いはないため、明るい材料を見つけて次へとつなげたい。
個人賞レースでは今季も張育陞(ヴォレアス)が快走。スパイク賞(アタック決定率)、得点王(総得点)、サーブ賞(サーブ効果率)の個人三冠が現実味を帯びている。サーブレシーブ賞(サーブレシーブ成功率)は現在、ヴィアティンの安田瑛亮とデルフィーノの森愛樹が激しく競り合っており、ブロック賞(1セット当たりブロック決定本数)はアイシンの水野将司が有力である。
6チームによる計4試合を残すV3男子は、坂戸市民総合運動公園体育館(埼玉県)と、つくばカピオ(茨城県)の2会場が舞台。両会場ではV2男子の試合もあわせて行われる。
千葉ZELVA(8位)と東京ヴェルディ(9位)はともに7勝19敗で、残された福岡ウイニングスピリッツ(10位・3勝22敗)との1試合が大きな意味を持つ。このほかの順位は固まっているが、個人賞争いにはまだ変動の可能性がある。
現状ではトヨタ自動車サンホークス(1位・23勝4敗)の石黒拓未がアタック賞とブロック賞の二冠に迫っており、総得点は吉岡衛(トヨタ自動車)、サーブレシーブ成功率は福島孝輝(トヨタ自動車)がトップとトヨタ自動車勢の活躍が目立つ。ほかにサーブ効果率では長野GaRons(7位・10勝17敗)の小林雅治が首位を走るが、警視庁フォートファイターズ(4位・16勝10敗)などの試合内容によっては、1位の交代も起こり得る状況となっている。締めくくりの戦いを、最後までお見逃しなく。
V2男子試合結果一覧(3/19終了時点)
V3男子試合結果一覧(3/19終了時点)
V2男子順位表(3/19終了時点)
順位 | チーム | 試合数 | 勝 | 負 | ポイント | 勝率 | 得セット | 失セット | セット率 |
1 | ヴォレアス | 25 | 23 | 2 | 67 | 0.92 | 72 | 22 | 3.27 |
2 | 富士通 | 25 | 18 | 7 | 50 | 0.72 | 60 | 36 | 1.67 |
3 | サフィルヴァ | 25 | 17 | 8 | 56 | 0.68 | 64 | 34 | 1.88 |
4 | アイシン | 24 | 16 | 8 | 46 | 0.67 | 58 | 38 | 1.53 |
5 | ヴィアティン | 25 | 12 | 13 | 39 | 0.48 | 51 | 49 | 1.04 |
6 | 埼玉 | 25 | 12 | 13 | 39 | 0.48 | 50 | 49 | 1.02 |
7 | きんでん | 25 | 12 | 13 | 32 | 0.48 | 45 | 54 | 0.83 |
8 | つくば | 24 | 10 | 14 | 27 | 0.42 | 39 | 55 | 0.71 |
9 | 大同特殊鋼 | 25 | 4 | 21 | 14 | 0.16 | 23 | 66 | 0.35 |
10 | デルフィーノ | 25 | 0 | 25 | 2 | 0.00 | 16 | 75 | 0.21 |
※勝率で順位を表したもの
※順位は勝率、セット率が同じ場合、セット率による
V3男子順位表(3/19終了時点)
順位 | チーム | 試合数 | 勝 | 負 | ポイント | 勝率 | 得セット | 失セット | セット率 |
1 | トヨタ自動車 | 27 | 23 | 4 | 66 | 0.85 | 75 | 27 | 2.78 |
2 | クボタ | 25 | 20 | 5 | 60 | 0.80 | 66 | 23 | 2.87 |
3 | 奈良 | 27 | 18 | 9 | 52 | 0.67 | 64 | 42 | 1.52 |
4 | 警視庁 | 26 | 16 | 10 | 50 | 0.62 | 59 | 39 | 1.51 |
5 | 近畿 | 27 | 16 | 11 | 45 | 0.59 | 56 | 52 | 1.08 |
6 | トヨタモビリティ | 26 | 11 | 15 | 34 | 0.42 | 43 | 55 | 0.78 |
7 | 長野GR | 27 | 10 | 17 | 34 | 0.37 | 47 | 57 | 0.82 |
8 | 千葉 | 26 | 7 | 19 | 21 | 0.27 | 33 | 65 | 0.51 |
9 | 東京V | 26 | 7 | 19 | 21 | 0.27 | 32 | 64 | 0.50 |
10 | 福岡WS | 25 | 3 | 22 | 10 | 0.12 | 18 | 69 | 0.26 |
※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位
※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率
V2男子順位変動グラフ(3/19終了時点)
V3男子順位変動グラフ(3/19終了時点)