パリオリンピック出場権獲得を目指す女子日本代表のメンバーを発表
- 女子日本代表
- 2023.03.27
女子日本代表2023年度登録メンバー40人 公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)は2023年度女子日本代表チーム登録メンバーの発表記者会見を3月27日(月)に都内で行い、女子日本代表の眞鍋政義監督と中村貴司女子強化委員長が出席した。
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2023年度の最大の目標はパリオリンピック出場権の獲得とし、9月に行われるFIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー(OQT)に最強メンバーで臨む。眞鍋監督が「ここで出場権を獲得できれば、パリオリンピックまで300日ほど調整が可能になる。準備は我々にとって大きな戦略」と話すように、オリンピックでの飛躍のためにもOQTでの出場権獲得が重要となる。また「(昨年の)世界選手権の結果を反省するなかで、最も改善が必要なのはサーブ。固定概念を払拭して、違った角度から取り組みたい」と技術的な改善点についても明かした。
初選出となった選手の一人、ロンドンオリンピック銅メダリストの大友愛さんを母に持つ共栄学園高1年の秋本美空について聞かれると、「バランスのとれた、今後日本を背負う将来有望な選手。どれだけやれるかわかりませんが、アジア大会もあるので、日の丸をつけて活躍する姿を見たい」と話した。
また2021年度以来の日本代表復帰となった久光スプリングスの長岡望悠については「Vリーグは2枚替えで出場していますが、代表では2枚替えとしては考えていません。フル出場で活躍できるか。期待しています」と、2016年のリオデジャネイロオリンピックでも主力を務めた左腕に期待を込めた。
また、OQTで切符を獲得できなかった場合は、FIVBの世界ランキング上位に入っていることが出場権獲得のために重要となるため、中村強化委員長は、2023年度に開催される国際大会において「最善を尽くし、各大会で成果をあげる」と話した。ネーションズリーグ(VNL)には選手20名を選出し、17名が各遠征に帯同。OQTには原則、それらVNL参加メンバーから選出して挑む。アジア選手権大会については原則としてVNLに選出された選手以外から14名、アジア競技大会については同12名を選出し、各大会で最善の結果を目指す。
パリオリンピックの出場権獲得を新年度の「必達目標」とする女子日本代表。いよいよそのシーズンが迫っている。
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