2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)はV・ファイナルステージに突入。V・レギュラーラウンドの上位4チームによる、総当たり戦のファイナル4は4月8日(土)、9日(日)、16日(日)の3日間、2週にかけて行われる。まず1週目、今週末の舞台は島津アリーナ京都。気になるカードをチェックしていこう。
その前にアドバンテージポイントについて紹介しておくと、上位3チームはV・レギュラーラウンドの順位によってポイントが与えられている。1位のウルフドッグス名古屋(26勝10敗)は3ポイント、2位サントリーサンバーズ(25勝11敗)は2ポイント、3位のパナソニックパンサーズ(24勝12敗77ポイント)は1ポイント。4位で通過した堺ブレイザーズ(24勝12敗71ポイント)にポイントは付与されておらず、ほかに勝数などのアドバンテージも存在しない。なおファイナル4においてV・レギュラーラウンドでの獲得ポイントは関係なく、現状各チームの持っているポイントは0~3、という状態から戦いが始まる。
これらが最終的にどのような影響を及ぼしてくるのか、それはまだわからない。
ここまでのV・レギュラーラウンドで、各チームはどの相手とも4度対戦している。その対戦成績をこれら4チーム間について並べてみると、単純ではあるが興味深いデータが浮かんでくる。
①WD名古屋×サントリー(2勝2敗)、②WD名古屋×パナソニック(2勝2敗)、③WD名古屋×堺(4勝0敗)、④サントリー×パナソニック(2勝2敗)、⑤サントリー×堺(1勝3敗)、⑥パナソニック×堺(2勝2敗)と、全6カードのうち実に4つの組み合わせが2勝2敗だった。残りの2カードをひと言で評価すれば、WD名古屋は堺に強く、堺はサントリーにやや強い、といったところだろうか。
今週末はまず8日に③WD名古屋×堺と④サントリー×パナソニックが、9日には①WD名古屋×サントリーと⑥パナソニック×堺が行われる。今回はいずれにせよ一戦一戦が重要な一発勝負であり、苦手であろうが前回の対戦がどうであろうが、ここで勝利すること、そして1ポイントでも多く獲得することにこそ意味がある。
4月23日(日)のファイナルに進めるのは、これら4チームのうち上位2チーム。V・レギュラーラウンドとはまた違った目の色を見せる、各チームの熱戦に期待しつつ、まずは8日のスタートダッシュに注目してほしい。
なおV・チャレンジマッチは2会場で開催。8日と9日の両日、ひたちなか市総合運動公園体育館(茨城県)でVC長野トライデンツ(V1・9位)×富士通カワサキレッドスピリッツ(V2・2位)と大分三好ヴァイセアドラー(V1・10位)×ヴォレアス北海道(V1・1位)が、オガールアリーナ(岩手県紫波郡紫波町)では大同特殊鋼レッドスター(V2・9位)×クボタスピアーズ(V3・2位)と兵庫デルフィーノ(V2・10位)×トヨタ自動車サンホークス(V3・1位)が行われる。
V1男子試合結果一覧(3/26終了時点)
V1男子順位表(3/26終了時点)
順位 | チーム | 試合数 | 勝 | 負 | ポイント | 勝率 | 得セット | 失セット | セット率 |
1 | WD名古屋 | 36 | 26 | 10 | 75 | 0.72 | 84 | 44 | 1.91 |
2 | サントリー | 36 | 25 | 11 | 71 | 0.69 | 82 | 54 | 1.52 |
3 | パナソニック | 36 | 24 | 12 | 77 | 0.67 | 91 | 50 | 1.82 |
4 | 堺 | 36 | 24 | 12 | 71 | 0.67 | 80 | 53 | 1.51 |
5 | 東レ | 36 | 23 | 13 | 62 | 0.64 | 82 | 63 | 1.30 |
6 | ジェイテクト | 36 | 22 | 14 | 70 | 0.61 | 79 | 51 | 1.55 |
7 | JT広島 | 36 | 16 | 20 | 50 | 0.44 | 62 | 68 | 0.91 |
8 | 東京GB | 36 | 10 | 26 | 31 | 0.28 | 47 | 90 | 0.52 |
9 | VC長野 | 36 | 5 | 31 | 19 | 0.14 | 38 | 97 | 0.39 |
10 | 大分三好 | 36 | 5 | 31 | 14 | 0.14 | 25 | 100 | 0.25 |
※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位
※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率
V1男子順位推移表(3/26終了時点)