2023年度の春季関東大学1部リーグ戦が4月8日(土)に開幕。今季、大学生から女子日本代表に選ばれた宮部愛芽世(東海大4年)と佐藤淑乃(筑波大4年)は、最後の1年を白星でスタートさせた。
宮部は「よくも悪くも、初戦だな、という感じです」と苦笑。「初めてスタメンとしてコートに入る選手が硬くなってしまうのは当たり前なので、昨年からコートに入っている私や、佐々木(遥子)でサポートしながら勝つことができました」と振り返る。自身は今季キャプテンを務めていることもあり、「プレーでの貢献はもちろん、“東海大”のキャプテンとして、余裕をもった立ち居振る舞いを心がけました。責任感は強くなりましたね」と自己分析。
佐藤も「初戦をストレートで勝利できて、いいスタートがきれました」と喜びをみせた。
宮部と佐藤の二人は現在、月曜日から水曜日までは日本代表合宿に参加し、木曜日から日曜日までは大学での活動に参加するという二足のわらじ生活を送っている。今後、代表活動に本格的に参加することになると、必然的に大学で試合できる回数は少なくなる。
「東海大にいる間にできるだけ力になりたいですし、いない間もキャプテンとしてチームに声をかけていきたいです。うまくバランスをとってチームのために行動したい」(宮部)
「筑波大として出られる試合は限られるので、一つ一つの試合を大切に、焦らずに安定したプレーで成長していきたいです。頼りになる1年生もいるので、春リーグで勝つ経験をして、全日本インカレで日本一になりたい」(佐藤)
日本代表活動と大学リーグ、二つのカテゴリーを両立させる最後のシーズンが始まった。なお女子は9日(日)にも試合が実施され、筑波大を含む4チームが連勝を飾っている。
<試合結果>
【男子】
4月8日(土) 会場:小田原アリーナ(神奈川)
専修大 3{29-31,28-26,25-23,25-20}1 明治大
筑波大 3{23-25,25-21,28-30,25-22,15-13}2 駒澤大
日本体大 3{30-28,25-20,22-25,22-25,15-11}2 順天堂大
早稲田大 3{25-20,23-25,25-19,25-23}1 日本大
東海大 3{25-23,21-25,25-14,25-13}1 東京学芸大
中央大 3{21-25,25-20,27-25,17-25,15-8}2 慶應義塾大
【女子】
4月8日(土) 会場:小田原アリーナ(神奈川)
東京女体大 3{25-22,25-16,21-25,25-22}1 桜美林大
青山学院大 3{25-20,25-20,25-11}0 日本女体大
嘉悦大 3{25-19,25-23,19-25,25-20}1 国士舘大
東海大 3{25-20,25-19,19-25,25-15}1 日本大
日本体大 3{25-15,24-26,25-22,25-23}1 松蔭大
筑波大 3{25-15,25-15,25-19}0 順天堂大
4月9日(日) 会場:非公開
青山学院大 3{25-20,25-20,25-21}0 国士舘大
嘉悦大 3{24-26,25-23,25-22,22-25,17-15}2 日本大
順天堂大 3{25-23,28-26,25-22}0 東海大
東京女体大 3{25-18,25-18,25-23}0 松蔭大
筑波大 3{25-22,25-23,25-21}0 桜美林大
日本女体大 3{17-25,25-19,21-25,25-23,15-9}2 日本体大