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春高2025

ファイナルのイスは残り一枠 V1女子ファイナル4最終日の注目カード紹介【今週の見どころ】

  • SV男子
  • 2023.04.12

 

 

 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)も残すところあとわずか。V・ファイナルステージに突入し、先週末はファイナル4の4試合が行われた。熱闘の末に、V・レギュラーラウンドを1位通過した東レアローズが2連勝でファイナル進出を決め、3位通過だった昨シーズン女王の久光スプリングスは2連敗を喫し、ファイナルを逃すこととなった。

 

 4月22日(土)にファイナルの舞台で東レと対戦する、その相手候補は現在1勝1敗の2チームに絞られた。V・レギュラーラウンド2位通過の埼玉上尾メディックスと、4位通過だったNECレッドロケッツ。4月15日(土)にスカイホール豊田(愛知県)で両者が激突し、シンプルに勝利したチームがファイナルへの切符を手にする。同日はその前に、東レ対久光も行われる。

 

 

 埼玉上尾は8日(土)のファイナル4初戦で久光とフルセットを演じ、辛くも勝利を手にした。失ったセットは相手のペースだったが、獲得したセットはギリギリの競り合いでものにするという、粘りを発揮して5セット目へ。すると最終セットでは、スタートダッシュを決めて鮮やかなフィニッシュを決めた。大久保茂和監督は試合後「相手は(それまで)9連勝中と好調で、予想以上にタフなゲームになった。我々が強かったのは、気持ち。ストレスフルな状況で自分を信じきれていた。ファイナルセットは伸び伸びプレーできていた」と振り返った。

 翌9日(日)の東レ戦では1、2セット目の競り合いを落として力尽きたが、次に向けて早々にチームは切り替えを行い、勝負の週末に備えている。

 

 

 NECは逆にファイナル4初戦、東レとの試合でつまずいて敗れたが、翌日の久光戦では厳しいプレッシャーに負けず、セッター澤田由佳を中心に切り返しから攻撃を組み立てて得点。第1セットは久光を13点に抑えると、そのあと徐々にリズムを取り戻した相手にも譲らず、ストレートで勝負を決めた。このカードは、今季V・レギュラーラウンドにおいては久光の3戦全勝だったが、NECが大事な試合をものにした。「オフェンスはまだまだ上げていけるところがあると感じている」と金子隆行監督。なお今季、埼玉上尾とNECの対戦成績はV・レギュラーラウンドにおいて埼玉上尾が2勝1敗と勝ち越している。

 

 ごく簡単に比較すると、埼玉上尾はサーブレシーブがよく、ミドルブロッカーの攻撃力が持ち味である一方、NECはサーブが強く、ラリーからの切り返しで高い得点力を誇っている。まずはNECが武器であるサーブを機能させられるか、埼玉上尾はサーブレシーブでふんばれるか。これらが最初のポイントとなるのではないだろうか。

 

V1女子試合結果一覧(3/26終了時点)

 

【次ページ】V1女子順位表・順位推移表

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