いよいよビーチのシーズン 若手の福嶋晃介、菊地真結／衣笠乃愛組に注目
- ビーチ
- 2023.04.27
いよいよ始まるマイナビジャパンビーチバレーボールツアー2023。4月28日（金）に初日が行われる第1戦・立川立飛大会で今シーズンの開幕を迎えるが、ここでは若手選手に焦点を当てたい。
男子の注目は、昨季プロに転向し今年が2シーズン目となる1999年12月30日生まれの23歳の福嶋晃介（NTTコムウェア）。日本体大3年のとき、ビーチバレーボール全日本大学選手権で初出場初優勝すると、翌年も制し連覇を達成。ビーチでのポテンシャルの高さを見せ、プロ1年目として臨んだ昨季は黒川魁（NTTコムウェア）とペアを組み第2戦・大洗大会で初優勝を飾っている。
福島（右）は黒川魁と組んで昨季マイナビジャパンツアー初優勝を飾った
今季に向けては、「昨年は、1年目にしてはとても濃い経験をさせていただけて、自分にとって大きかったです。今年の1～3月はずっと海外で強化合宿を行い、ジャパンツアー開幕に向けての土台はしっかり作ってきました。あとはもう力を出すだけです」と意気込んでいる。その福嶋は、第1戦・立川立飛大会から昨年と同じ黒川魁と組んで登場予定。ペアとの成熟度が上がり、「自分の武器はスピードのあるサーブとスパイクで、海外でもそれは通用する部分があったので、自信を持って国内でも見せていけたらいいなと思っています」と自信をのぞかせる。今後、試合を重ねるごとにパフォーマンスが上がっていくことが予想される若手選手だけに、第1戦から追いかけて、その成長ぶりを見守るとより今季のマイナビジャパンビーチバレーボールツアー2023を楽しめるだろう。
成長過程を楽しめるという点で、女子で注目してほしいのが菊地真結（2001年5月24日生まれの21歳）／衣笠乃愛（2001年8月13日生まれの21歳）組だ。2人とも明海大の4年生で、インドアとの両立でビーチバレーボールに挑んでいるが、共栄学園高3年のときに臨んだ2019年の高校女子選手権「マドンナカップ」と茨城国体で優勝するなど当初からビーチへの適応能力の高さは抜群。昨年はアクティオワイルドカードで初出場しマイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022の第5戦・都城大会で5位に入り、プロ相手にも通用するところを見せた。
菊地真結（左）/衣笠乃愛組は第1戦・立川立飛大会に出場予定
今年は、大学のインドア大会との兼ね合いもあるが、基本的に全10大会に出場する予定だという。本戦にストレートインするポイントを持っていないので、予選からのスタートとなることも多くなるが、第1戦・立川立飛大会はワイルドカードで出場できることが決まっている。「楽しんで笑顔でプレーすることで、皆さんにビーチバレーの魅力を伝えたいです」と言う衣笠に、「前回出たときは5位だったので、今回は自分たちのベストを尽くしてそれ以上を狙います」と言う菊地。「仲のよさが持ち味です」という2人は、今後注目も増えると予想されるが、「とても貴重な機会をいただけてうれしく思っています。これから頑張っていきます」（衣笠）、「確かにプレッシャーも少しありますが、せっかく注目してくださる機会をいただいてるので、その分もっとやる気が出て頑張ろうという気持ちになります」（菊地）とプラスにとらえている。第1戦で好成績を残せば、その後のツアーで本戦ストレートインできる可能性が高まってくるだけに、どんな戦いを見せてくれるのかに注目だ。
※会場内は無料立ち見エリアと有料席がある。
［第1戦］立川立飛大会 4/28（金）～30（日） 会場○TACHIHI BEACH（東京都立川市）
［第2戦］平塚大会 5/12（金）～14（日） 会場○湘南ベルマーレひらつかビーチパーク（神奈川県平塚市）
［第3戦］渋谷大会 6/3（土）～4（日） 会場○渋谷宮下パーク（東京都渋谷区）
［第4戦］横浜赤レンガ倉庫大会 6/16（金）～18（日） 会場○横浜赤レンガ倉庫（神奈川県横浜市）
［第5戦］青森大会 8/25（金）～27（日） 会場○青森県青森市
［第6戦］都城大会 9/1（金）～3（日） 会場○霧島ファクトリーガーデン（宮崎県都城市）
［第7戦］名古屋大会 9/9（土）～10（日） 会場○名城公園tonarino（愛知県名古屋市）
［第8戦］グランフロント大阪大会 10/13（金）～15（日） 会場○グランフロント大阪うめきた広場（大阪府大阪市）
［第9戦］松山大会 10/27（金）～29（日） 会場○風早長浜海岸（愛媛県松山市）
［第10戦］須磨大会 11/3（金・祝）～5（日） 会場○須磨海岸（兵庫県神戸市）
株式会社マイナビがジャパンビーチバレーボールツアー2023の冠スポンサーに マイナビワールドチャレンジ賞も継続
