【Photo:Lega Pallavolo Serie A】
石川祐希の所属するミラノは、イタリア・セリエAプレーオフ3位決定戦をピアチェンツァと争い、4月30日(日)にアウェーで行われた第1戦は0-3(17-25,16-25,22-25)で敗れた。
準決勝ラウンドで敗れたチームどうしによる3位決定戦は3戦先勝方式で行われ、勝者には来季のCEVチャンピオンズリーグ、敗者にはCEVカップの出場権が与えられる。
ミラノは第1セット、5-5からピアチェンツァのSアントワーヌ・ブリザール(フランス)に連続サービスエースを浴びるなど6連続失点。そこから石川のサーブを起点に3連続得点をあげて反撃したが、ピアチェンツァのブロックを攻略できず、セットを先取される。
第2セットに入っても、ミラノはピアチェンツァの攻撃的なサーブを前に思うようなゲームメークができず苦しい展開。11-15から3連続得点を許したのが響き、第2セットも大差で落とした。
サーブで崩されては、ブロックにはね返される状況が打開できないミラノ。第3セットではOHリカルド・ソウザ(ルカレリ/ブラジル)に2本のサービスエースを決められるなど、0-5と厳しい立ち上がりとなる。また、石川が被ブロックにスパイクミスと精彩を欠き、10-18とこのセット最大の8点差をつけられ、勝負あったかに思われた。だが、ここからミラノは猛追。3連続得点をマークすると、13-19からMBアグスティン・ロセル(アルゼンチン)のサービスエースを含む4連続得点で2点差に。18-21からは石川の得点やOHオスニエル・メルガレホ(キューバ)のサービスエースなど3連続得点で追いついてみせた。
しかし、反撃もここまで。ルカレリのアタックでサイドアウトを奪われると、石川が連続ブロックシャットを浴びてピアチェンツァのマッチポイントに。最後はOHイオアンディ・レアル(ブラジル)に強烈なスパイクを決められ、ストレート負けに終わった。
石川は7得点。アタック決定率は30%、サーブレシーブ返球率は36%(内Aパス18%)だった。
第2戦は現地5月3日(水)20:30【日本時間4日3:30】から。
石川祐希コメント
「僕たちのプレーが全然できていなかったですし、僕のプレーも全然よくなかったので、修正して次の試合に臨みたいと思います。ピアツェンツアはブロックもサーブもいいので、頭を使ってプレーしないと簡単には勝てない相手。もう一度気持ちを切り替えて臨みたいと思います」
※ポジション表記/OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ
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