「この5、6年でいちばん」 昨年度春高女王古川学園高(宮城)に岡崎監督絶賛のルーキーたちが入部【黒鷲旗出場高校生チーム】
- コラム
- 2023.05.02
第71回黒鷲旗全日本男女選抜大会が5月1日(月)から丸善インテックアリーナ大阪(大阪府大阪市)にて開催されている。女子ではVリーグと大学生に加えて、高校生からは2チームが出場。昨年度春高優勝の古川学園高(宮城)には頼もしいルーキーが加わっている
新たに加わった1年生たちも、これからのチームを引っ張る楽しみな存在(#14が中川)
1年生時からレギュラーの熊谷仁依奈と髙橋陽果里、ダブルエースの阿部明音とタピア・アロンドラ、そして3年生時にレギュラーをつかんだサウスポーの南舘絢華。昨年度の春高で栄光をもたらした3年生たちが抜け、チームはガラリと変わった。そんな中、岡崎典生監督が「(昨年度の)3年生より数段いいですよ。この5、6年でいちばんです」と絶賛するのが1年生だ。
特に期待が高いのが、オポジットの三浦結衣奈。昨年度の全国ヤングクラブ優勝大会では、INSISTCLEAN(宮城)で準優勝に貢献。「ほんとうにオールマイティーでセンスがある。阿部の数段いい」とスパイク面で期待を寄せる。さらに、身長185cmの大型ミドルブロッカー中川いちのに加え、JOC杯埼玉県選抜のエースを務めた菊地紅音と中山瑠奈、同大阪北選抜のリベロ福田衣来未、神奈川県選抜の澁谷美穂ら、全国から逸材が集った。
入学前の3月に行われた全国私立高等学校男女バレーボール選手権大会(さくらVOLLEY)では、次々とコートへ。旭川実高(北海道)との準々決勝では、第2セットからは澁谷、中川、福田、三浦がスタメン出場を果たした。1-2で敗れたが、指揮官は「(1年生にとっては)高校生の勝負を肌で感じられるいい経験になったでしょう」とプラスに捉えた。
その能力の高さはもちろんだが、「先輩の日本一を見ているので、何よりも入ってきたときから心構えがいい」と貪欲な姿勢も評価。東レ、PFU、東海大といった格上とのグループ戦も、ステップアップのきっかけにする。
【競技スケジュール】
会場:丸善インテックアリーナ大阪(大阪)
5月1日(月) グループ戦
5月2日(火) グループ戦
5月3日(水・祝) グループ戦
5月4日(木・祝) 準々決勝
5月5日(金・祝) 準決勝
5月6日(土) 決勝
取材/田中風太、白土 恵
文/田中風太
写真/石塚康隆(NBP)
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