石川祐希のミラノは3位決定戦でピアチェンツァにストレート負け
- 海外
- 2023.05.09
【Photo:Lega Pallavolo Serie A】
石川祐希の所属するミラノは、イタリア・セリエAプレーオフ3位決定戦をピアチェンツァと争い、5月3日(水)にホームで対戦した第2戦は0-3(24-26,19-25,23-25)で敗れた。
第1戦を敵地で落としたミラノはホームの歓声を受けて第2戦へ。試合開始からSパオロ・ポッロ(イタリア)がサービスエースを決めて先制パンチを浴びせると、10-10からOH石川のサービスエースを含む3連続得点、13-12から今度はMBアグスティン・ロセル(アルゼンチン)のエースを含む5連続得点をあげるなど、最大6点のリードを奪う。だが、後半にかけてピアチェンツァのLレオナルド・スカンフェルラ(イタリア)に好レシーブで阻まれると、22-18から5連続失点。24-24からMBエドアルド・カネースキ(イタリア)のクイックとOPユーリ・ロマノ(イタリア)のサービスエースを浴びて、セットを先取される。ミラノとしては、5本のブロックシャット、3本のサービスエースはいずれも相手を上回っていただけに痛かった。
第2セットは出だしこそ1-3とリードされるも、ポッロの連続サービスエースが決まり、すぐさま追いつく。その後は流れが行き来したが、ミラノはピアチェンツァのMBロベルランディ・シモン(キューバ)を中心としたブロックやSアントワーヌ・ブリザール(フランス)の虚を突くツーアタックなどでブレイクを許し、点差を広げられる。19-22からブリザールのエースを含む3連続失点を喫し、第2セットを落とした。
第3セットに入ってからもミラノはポッロやロセル、石川が効果的なサーブで何とかピアチェンツァの攻撃を絞ろうとするも、レアルやOHリカルド・ソウザ(ブラジル)の強烈なスパイクやサービスエースを奪い取る力を前に劣勢を強いられ、13-19と最大6点差のリードを許す。だが、ここからOHオスニエル・メルガレホ(キューバ)のサーブが威力を発揮し、レアルを連続ブロックシャットするなど6連続得点で同点に追いついてみせた。そうして終盤にかけてはサイドアウトの応酬を展開したミラノだったが、最後は力尽き、ストレート負けを喫した。
石川はチーム最多となる11得点(サーブ1得点、ブロック1得点を含む)。アタック決定率は43%、サーブレシーブ返球率は40%(内Aパス25%)だった。
※ポジション表記/OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ
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