石川祐希のミラノは全敗で3位決定戦を終える CEVチャンピオンズリーグ出場権獲得ならず
- 海外
- 2023.05.09
【Photo:Lega Pallavolo Serie A】
石川祐希の所属するミラノは、イタリア・セリエAプレーオフ3位決定戦をピアチェンツァと争い、5月6日(土)にアウェーで対戦した第3戦は0-3(19-25,26-28,21-25)で敗れた。
勝者には来季のCEVチャンピオンズリーグ出場権が与えられるプレーオフ3位決定戦(3戦先勝方式)。2戦を終えて未勝利のミラノは崖っぷちの状態で敵地に乗り込む。第1セットは相手のミスからブレイクを奪い、着々と点差を広げたものの、14-11からピアチェンツァのOHイオアンディ・レアル(ブラジル)のスパイクなどを浴びて7連続失点。16-18から喫した5連続失点が決定打となり、第1セットを先取される。
続く第2セットは反対に、7-9から4連続得点で逆転。その後は相手のミスも重なり、リードしたままゲームは進む。だがセット後半に入り、ピアチェンツァのOPユーリ・ロマノ(イタリア)のアタックを浴びて詰められると19-17から3連続失点。23-23から3度セットポイントを握られながらも食らいついたが、最後はOPジャン・パトリ(フランス)がシャットされ、26-28でこのセットを落とす。
第3セットはOHオスニエル・メルガレホ(キューバ)とパトリの得点で4-1と好スタートを切る。しかし7-4から4連続失点で追いつかれると、その後はサイドアウトの応酬を経て、15-16からOHリカルド・ソウザ(ブラジル)の連続サービスエースを含む4連続失点。21-24のマッチポイントから最後は石川のサーブが外れ、ストレート負け。
0勝3敗でミラノは3位決定戦を終えたが、プレーオフでは準々決勝ラウンドでレギュラーシーズン無敗のペルージャを撃破(3勝2敗)すると、続く準決勝ラウンドでルーベに肉薄(2勝3敗)。またコッパイタリアでは2年連続で準決勝進出を果たすなど、例年以上に飛躍を遂げたシーズンだった。
石川はこの日3得点(ブロック1得点を含む)。アタック決定率は13%、サーブレシーブ返球率は50%(内Aパス40%)だった。
※ポジション表記/OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ
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