男子日本代表の髙橋藍(日本体大4年)がイタリア・セリエAでの2022/23シーズンを終え、5月10日(水)に元気な姿で日本に帰国した。自身にとってセリエAは2季連続の参戦であり、「シーズンを通して戦いたいという気持ちが(途中参戦だった21/22シーズンの)一昨年で強くなり、今回は最初からプレーすることができて、得られるものがたくさんありました。いいところも悪いところも出たので、自分自身大きく成長できたシーズンになりました」と語った。
<到着後、報道陣の取材に応えた(写真:平野敬久)>
今季はシーズン当初から所属先のパドヴァで主軸を担い、レギュラーシーズンでは開幕2試合連続でMVPを受賞。「自分自身もいい流れでシーズンに入ることができた」と振り返る。その後、中盤には連敗が続いた時期もあったが、結果的にスーペルリーガ(1部)残留に髙橋は貢献している。
「チームもしんどくて、自分もなかなかうまくいかないシチュエーションが多くありました。ですが、シーズンを通してプレーしたからこそ学べたことでもあったので、そうした場面の打開策など、たくさんの内容の濃い経験ができました」とさまざまな収穫を手にした様子だった。
<代表活動へ向けて、気合のガッツポーズ!!>
今後はつかの間のリフレッシュをはさみ、日本代表活動に臨む。「昨年の世界選手権でフランスに負けたとき(ベスト16ラウンド)から、自分のクラブシーズンも始まりましたし、イタリアでやってきたことや成長したことをチームで発揮したい。また、選手それぞれがレベルアップすることで日本代表というチームが強くなると思うので。オリンピック予選も含めて自分たちのプレーをしっかりと出しきりたいと思います」と強く意気込んだ。
(取材/坂口功将〔編集部〕)
22/23シーズン終盤と代表活動への思いをたっぷり語った
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