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秋本美空が日本代表選出後初の公式戦 2大会連続の都準優勝に「次は成徳に勝てるように」【関東大会予選(東京女子)】

 

令和5(2023)年度春季大会兼関東大会予選(東京女子)最終日が5月14日(日)に十文字高校、文京高校(ともに東京)で行われ、下北沢成徳高が3連覇を飾った。高校生で唯一日本代表に選ばれた秋本美空を擁する共栄学園高は、2月の新人大会に続いて2位に入った

 

 

秋本美空(共栄学園高)

 

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 日本代表合宿後、高校では初の公式戦となった秋本は「いつもと変わらないです」と平常心でプレーした。文京学院大女高との準決勝では、同合宿で学んだというサーブの通過点を意識し、サービスエースをマーク。最終第3セットは集められたトスを打ちきって勝利に導き、ポテンシャルの高さを見せつけた。

 

 しかし、決勝では新人大会に続いて下北沢成徳高にストレート負け。「意外と決まったと思います」というスパイク以上に、得点を量産された相手のブロックに対し、「もっとフォローができた」と悔やんだ。1月の東京私立高等学校男女選手権大会を含め今年は3戦3敗のライバルに対し、「次は勝てるように頑張ります」と力を込めた。

 

 チームとしては新人大会からアウトサイドヒッターの木村響稀が復帰したが、ミドルブロッカーの山中満月が離脱するなど、苦しい台所事情。そんななか、代わりにミドルブロッカーに入った身長180cmの1年生、顧時璐(ぐう・るし)の活躍が好材料になった。入学前の3月に出場した全国私立高等学校男女選手権大会(さくらVOLLEY)に続いて高さのあるプレーで存在感を発揮し、中村文哉監督は「1年生ながら一生懸命頑張っていましたね」とたたえた。

 

 

得点を決め、拳を握る共栄学園高の顧(ぐう)

 

文・写真/田中風太(編集部)

 

試合結果(十文字高)

準々決勝

下北沢成徳高 2-0 藤村女高

(25-14, 25-12)

八王子実践高 2-1 実践学園高

(15-25, 25-20, 26-24)

文京学院大女高 2-1 駿台学園高

(26-24, 24-26, 25-14)

共栄学園高 2-0 淑徳SC高

(25-12, 25-20)

 

5•7位決定戦

実践学園高 2-0 藤村女高

(25-20, 25-22)

駿台学園高 2-0 淑徳SC高

(25-20, 25-15)

 

準決勝

下北沢成徳高 2-0 八王子実践高

(25-16, 25-20)

共栄学園高 2-1 文京学院大女高

(25-16, 17-25, 25-23)

 

3位決定戦

文京学院大女高 2-0 八王子実践高

(25-23, 25-19)

 

決勝

下北沢成徳高 2-0 共栄学園高

(25-14, 25-14)

 

※文京高での結果もふまえ、東京都からは以下のチームが6月3日(土)〜4日(日)に日環アリーナ(栃木)ほかで行われる関東大会女子への出場を決めた

下北沢成徳高、共栄学園高、文京学院大高、八王子実践高、実践学園高、駿台学園高、藤村女高、淑徳SC高、修徳高、高島高、駒場高、東京立正高

 

 

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