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龍神NIPPONが今季初陣で中国にストレート勝ち 甲斐優斗が日本代表デビュー【2023男子日本代表国際親善試合】

 

 

男子日本代表【写真:月刊バレーボール】

 

「2023男子国際親善試合 日本対中国(富山大会)」の第1戦が富山県西部体育センター(富山県砺波市)で行われ、日本は中国に3-0(ボーナスセットを含めると5-0)で勝利した。日本ガイシホール(愛知)にて6月6日(火)から開催されるネーションズリーグ2023に向け、今季初の実戦で順調な仕上がりを見せた

 

 イタリア・セリエでプレーする石川祐希と髙橋藍の両アウトサイドヒッターが不在の中、甲斐優斗がアウトサイドヒッターで日本代表デビューを飾った。

 

 第1セット序盤は日本が小野寺太志、山内晶大のクイックを軸に得点を重ねる。一方でJTサンダーズ広島に所属する江川ら両サイドから攻撃を決められ、中盤まで接戦が続いた。しかし、16-15から甲斐のブロックとスパイクで一歩前に出ると、西田有志、甲斐のサービスエースなどで突き放し、25-19でセットを先取した。

 

 第2セット序盤は3-5とリードを許したが、山内晶大のサーブで崩し、9-8と逆転に成功。さらに甲斐のスパイクや西田のサービスエースで3連続得点をあげ点差を広げた。中盤に4連続失点で15-16と逆転を許したが、山内のサーブからリズムをつくり、甲斐のブロックアウトなどで連続得点。相手ミスもあり25-20でセットを連取した。

 

 一進一退の攻防が続いた第3セットは、10-9から西田のサービスエースでブレイク。その後も相手のミスや小野寺と山内のブロックなどで着実にリードを広げる。終盤には高梨のバックアタックや途中出場した宮浦健人のパワフルなスパイクが決まり、25-17でセットを奪った。

 

 3-0で日本が勝利したものの、特別ルールで、試合はボーナスセットへ。

 第4セットからスタメンを総入れ替えした日本は、リザーブメンバーが力を発揮。いきなり4連続失点を喫し、その後もリードを許したが、宮浦のスパイクを軸に追い上げる。7-9からは宮浦のバックアタックなど4連続得点で逆転に成功。その後も宮浦の勢いは止まらず、3本のサービスエースを決めて一気に突き放した。最後も西山大翔のサーブが決まり、25-17でこのセットもものにした。

 

 最終第5セットは、日本が圧巻のサービスエースラッシュ。いきなり深津の3本のサービスエースで4-0とリード。その後も村山がエースを決めると、宮浦も3連続エースを奪って15-4と完勝した。

 

 日本代表デビューを飾った甲斐は「すごく楽しくプレーすることができてよかったと思います」と笑顔。途中出場で大活躍の宮浦は「今シーズンは海外でプレーをしていたので、この試合を楽しみにしていました。日本の皆さんの前でプレーすることが楽しかったです」と充実感を漂わせた。

 

■試合結果

日本 3-0 中国

(25-19, 25-20, 25-17)

※第4セットは25-17、第5セットは15-4

 

■日本の第1セットスターティングメンバー

山内晶大、西田有志、甲斐優斗、小野寺太志、関田誠大、高梨健太、リベロ山本智大

 

日本の第4のセットスターティングメンバー

深津旭弘、富田将馬、村山 豪、宮浦健人、大塚達宣、髙橋健太郎、リベロ小川智大

 

■次戦の予定

5月20日(土)13:00(11時開場 ※チケットは完売。当日券の販売はなし)

 

■ライブ配信情報

https://www.jva.or.jp/international2023/men_toyama/#streaming

 

 

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