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女子日本代表は中国に敗れて大会初黒星 VNL名古屋ラウンドは3勝1敗で終了

 

 

【Photo:FIVB】

 

 ネーションズリーグ(VNL2023女子は64日(日)に予選ラウンド第1週名古屋大会の最終日を迎え、日本(FIVBランキング7位)は日本ガイシホール(名古屋市)での4戦目で中国(同5位)に0-3で敗れ、31敗で第1週の日程を終えた。

 

 セルビアやイタリアといった格上のチームに連勝したトルコが、FIVBランキングのスコアを一気に積み増し、日本を抜いて6位に躍り出た。そのあとで日本が今夜対戦した中国は、これまでの3チームとは違って格上の相手である。

 第1セット、日本は中国にサーブレシーブを返され、身長202cmのエン・シンゲツらミドルブロッカーのクイックを止められない苦しい立ち上がり。4-10とされた後、古賀紗理那主将のバックアタックや荒木彩花のクイックなどで12-15と食い下がるが、192cmのサウスポーエース、リ・エイエイらに決められて再び点差を広げられる。日本は井上愛里沙に代えて田中瑞稀を送り込むと、さらに二枚替えも試みたが及ばず、このセットを落とした。

 

 田中がそのまま残って始まった第2セット、日本は狙いを持ったサーブが機能し始める。古賀主将や荒木がサービスエースを奪うと、田中は前衛で連続してスパイクを決め、16-8と大きくリードした。その後、古賀主将が右目に相手スパイクを受けて騒然となるが、大事には至らずプレーを続行。温かい拍手が会場を包んだ。しかし中国のブロックやクイックでじわじわと点差を詰められ、ついに22-22で追いつかれると、ジュースに突入。最後は25-26からサービスエースを許し、このセットも失った。

 

 第3セットはさらに田中に代え、ジャンプサーブが持ち味の和田由紀子を古賀主将の対角で起用。ディフェンスをこなしつつ、レフトからの強打やライトからのバックアタックで得点した。前後に打ち分けるサーブで揺さぶりをかける日本は、入澤まいや古賀主将がサービスエースを奪ったほか、リベロ西村弥菜美をはじめとしたつなぎでも健闘。再びジュースにもつれ込んだが、最後はブロックと強打を決められてセットを失い、初黒星を喫した。

 

ネーションズリーグ2023女子予選ラウンド

1週名古屋大会

日本(FIVBランキング7位) 0-3 中国(FIVBランキング5位)

18-25, 25-27, 25-27

 

日本の第1セットスターティングメンバー

関、古賀、荒木、林、井上、入澤、リベロ西村

 

■日本のトップスコアラー(上位3人)

古賀 19得点(アタック16得点、ブロック1得点、サーブ2得点)

林  13得点(アタック13得点)

和田 9得点(アタック9得点)

 

■日本の次戦(予選ラウンド第5戦)

6月13日(火)現地時間21:00(日本時間翌9:00

対戦相手:セルビア(FIVBランキング3位)

 

■次戦のテレビ放送予定 

BS-TBS 614日(水)21:00

 

 今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。日本は次戦、現地613日に予選ラウンド第2週ブラジル大会の初戦でセルビアと対戦する。

 

世界ランキングは試合前時点

 

 

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