【Photo:FIVB】
ネーションズリーグ(VNL)2023男子予選ラウンド第1週、名古屋大会は女子に続いて6月6日(火)に日本ガイシホール(名古屋市)で初日を迎えた。日本(FIVBランキング7位)は初戦でイラン(同10位)と対戦し、3-0で勝利した。
アジアのライバル、イランの強打に対し日本は立ち上がりから髙橋藍、西田有志らが見事なレシーブを連発。石川祐希主将や山内晶大らへ冷静につないで得点を重ね、第1セットの前半で主導権を握った。13-6、18-7と大差をつけて、終盤にはリリーフサーバー甲斐優斗や、2枚替えで深津旭弘と宮浦健人もコートへ投入し、セットを先取した。
第2セットは競り合いでスタート。5-5からサービスエースやブロックを決められて6-9とリードを許し、追う展開となった。しかし関田誠大の技ありのトスから髙橋が連続して決めれば、小野寺太志のサービスエースで追いつき、西田のバックアタックで17-15と突き放す。山内のブロックで点差を広げると、最後は石川主将が自らサーブレシーブしてバックアタックを打ち込み、このセットもものにした。
再び一進一退の展開となった第3セットは、8-8から山内がクイックを決めると、石川のサーブでイランを崩して連続得点。リベロ山本智大の安定したディフェンスから攻撃を組み立てて、徐々にリードを広げた。イランも選手交代などで食い下がるが、日本ベンチによる絶妙なチャレンジが成功して流れは渡さない。最後は髙橋がスパイクを決め、ストレートで初戦を飾った。
■バレーボールネーションズリーグ2023男子予選ラウンド
第1週名古屋大会
日本(FIVBランキング7位) 3-0 イラン(FIVBランキング10位)
(25-16, 25-22, 25-19)
■日本の第1セットスターティングメンバー
関田、石川、山内、西田、髙橋藍、小野寺、リベロ山本
■日本のトップスコアラー(上位3人)
石川 20得点(アタック18得点、ブロック1得点、サーブ1得点)
髙橋(藍) 10得点(アタック9得点、サーブ1得点)
山内 9得点(アタック7得点、ブロック2得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第2戦)
6月9日(金)19:40
対戦相手:セルビア(FIVBランキング11位)
■次戦のテレビ放送予定
BS-TBS 6月9日(金)19:30~
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出する。日本は次戦、6月9日にFIVBランキング11位のセルビアと対戦する。
※世界ランキングは試合前時点
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