【Photo:FIVB】
ネーションズリーグ(VNL)2023男子予選ラウンド第1週、日本ガイシホール(名古屋)での大会4日目となった6月9日(金)に日本(FIVBランキング8位)は第2戦を迎え、セルビア(同11位)と対戦。1セットダウンから3-1で逆転勝利を飾った。
第1セットは7-7から石川祐希主将のバックアタックや髙橋藍のサービスエースなどで連続得点したものの、ミスもあって再び一進一退。緊迫した展開が続いたが、21-22から相手にブレイクを許し、押し切られてセットを落とした。
第2セットはセルビアの連続ブロックで0-4とされたが、西田有志のバックアタックや小野寺太志のブロックなどで得点、髙橋のバックアタックで6-6の同点に追いつく。石川主将や関田誠大の好レシーブから確実にポイントして徐々に差を広げ、西田の連続得点で18-14。さらに山本智大のレシーブから石川主将が決めると、2枚替えで対抗してきたセルビアに20-18まで追い上げを許したが、途中出場の宮浦健人がサービスエースを決めて突き放し、セットを取り返した。
第3セットは山内晶大に代えて髙橋健太郎がコートへ。クイックで先取点を奪って一歩先行、西田や石川主将のサービスエースなどでプレッシャーをかけて最大4点差をつけたが、セルビアもドラジェン・ルブリッチを軸に反撃し20-20の同点とされる。しかし24-23からリリーフサーバー甲斐優斗がサーブで乱すとレシーブでチャンスを作り、石川主将がそれに応えてセットを連取した。
第4セットはお互いに連続得点しながらも主導権を奪い合う展開。しかし中盤で髙橋(健)や山本の活躍で相手ミドルブロッカーの攻撃を封じて連続得点すると、関田のサービスエースや石川主将の強打で20-15と突き放して勝負あり。セルビアのミスでマッチポイントとし、激しい追撃をしのいで2勝目を手にした。
■ネーションズリーグ2023男子予選ラウンド
第1週名古屋大会
日本(FIVBランキング8位) 3-1 セルビア(FIVBランキング11位)
(22-25, 25-21, 25-23, 25-20)
■日本の第1セットスターティングメンバー
西田、髙橋(藍)、小野寺、関田、石川、山内、リベロ山本
■日本のトップスコアラー(上位3人)
西田 24得点(アタック22得点、ブロック1得点、サーブ1得点)
石川 17得点(アタック15得点、ブロック1得点、サーブ1得点)
髙橋(藍) 15得点(アタック13得点、サーブ2得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第3戦)
6月10日(土)19:10
対戦相手:ブルガリア(FIVBランキング20位)
■次戦のテレビ放送予定
BS-TBS 6月10日(土)19:00~
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出する。日本は次戦、6月10日にFIVBランキング20位のブルガリアと対戦する。
※FIVBランキングは試合前時点
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