【Photo:FIVB】
ネーションズリーグ(VNL)2023男子予選ラウンド第1週、名古屋大会5日目の6月10日(土)に日本(FIVBランキング7位)は第3戦でブルガリア(同20位)と対戦。満員の日本ガイシホール(名古屋市)を舞台に3-0で勝利し、開幕3連勝を飾った。
立ち上がりは207cmの19歳、アレクサンダー・ニコロフらに得点を許し日本は5-7と追う展開。それでも西田有志や石川祐希主将の連続得点で10-7と逆転し、その後も小刻みに得点を重ねた。しかしブルガリアも譲らず、セット終盤には両者メンバーチェンジを駆使して一進一退。何とか西田のサーブでチャンスをつくって髙橋藍が24点目をあげ、最後は小野寺太志のクイックでセットを先取した。
この日スタメン出場の髙橋健太郎や石川主将の得点で第2セットは5-2とまずリードを奪ったが、ミスもあって追いつかれると、ニコロフに決められて14-16と逆転を許した。それでもすぐに追いついて競り合いに持ち込み、21-20からはリリーフサーバーで入った甲斐優斗のサーブがさく裂。相手レシーブを乱し、ディフェンスから着実に切り返してこのセットもものにした。
ブルガリアはここまで1勝2敗ながら、敗れた2試合はいずれもフルセットに持ち込んでいる。日本が勝利に王手をかけた第3セットも、スタートから1点を争う接戦が続いた。8-8から石川主将や西田の得点で11-8としたが、イタリア・セリエAのパドヴァで髙橋藍のチームメートだったアスパルー・アスパルホフらに決められ、15-16と逆転されてしまう。日本も冷静にラリーを組み立てて追いすがり、石川主将の連続サービスエースで20-18とリード。ブルガリアも連続サービスエースで食い下がりジュースに突入したが、最後はニコロフの強打を西田がレシーブし、関田誠大のトスを石川主将が決めて26-24。粘る相手を振り切って勝利した。
■バレーボールネーションズリーグ2023男子予選ラウン
ド第1週名古屋大会
日本(FIVBランキング7位) 3-0 ブルガリア(FIVBランキング20位)
(25-22, 25-21, 26-24)
■日本の第1セットスターティングメンバー
小野寺、関田、石川、髙橋(健)、西田、髙橋(藍)、リベロ山本
■日本のトップスコアラー(上位3人)
石川 17得点(アタック12得点、ブロック2得点、サーブ3得点)
西田 12得点(アタック12得点)
髙橋(藍) 10得点(アタック10得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第4戦)
6月11日(日)19:10
対戦相手:フランス(FIVBランキング4位)
■次戦のテレビ放送予定
BS-TBS 6月11日(日)19:00~
TBS地上波 6月11日(日)24:58~(放送は一部地域を除く)
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出する。日本は次戦、6月11日にFIVBランキング4位のフランスと対戦する。
※FIVBランキングは試合前時点
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