【Photo:FIVB】
ネーションズリーグ(VNL)2023男子予選ラウンド第1週は最終6日目を迎え、6月11日(日)に日本(FIVBランキング7位)は第4戦でフランス(同5位)に3-1で勝利。4連勝で日本ガイシホール(名古屋市)での戦いを締めくくった。
フランスは2021年の東京2020オリンピック王者であり、昨年も要所で日本の前に立ちはだかってきた強豪。今回もフルメンバーではないものの、そのポテンシャルは高い。
第1セットはやや日本にミスが先行して6-11と追う展開。しかし西田有志のフェイントを皮切りに、長いラリーでは髙橋健太郎と髙橋藍の2枚ブロックで追加点、石川祐希主将のサービスエースも決まって11-13と迫った。さらに西田の得点で17-17と同点に追いついて競り合ったが、最後は相手オポジットのテオ・フォルにスパイク、ブロックを決められて落とした。
第2セットは石川主将の活躍に加え、髙橋(健)や小野寺太志らミドルブロッカー陣がブロックを決めて15-11とリード。カバーした後で戻ってブロックを決める、石川主将のビッグプレーもあったが、フランスにも要所でブロックされるなどして20-21。しかし前衛に入った宮浦健人が強打を決めると、西田のサービスエースで突き放し、最後も宮浦のブロックでセットを取り返した。
第3セットは序盤に髙橋(藍)が緩急をきかせたサーブで連続エースを奪ったが、中盤までお互いにサイドアウトが続いた。日本は途中、深津旭弘と宮浦を2枚替えで投入すると、その宮浦が確実にスパイクを決めて一歩先行。21-20からはさらに髙橋(藍)の強打や相手ミス、石川主将のバックアタックで連続得点してセット連取に成功した。
そのまま深津と宮浦が残って迎えた第4セットは、深津のレシーブや宮浦の連続サービスエースなどで11-8とリード。宮浦はスパイクも次々と決めたが、フランスもサーブとブロックで粘り19-19と追いつかれる。しかし、終盤には再び宮浦が爆発。ベンチのチャレンジも成功し、最後は相手ミスで勝利をものにした。
■バレーボールネーションズリーグ2023男子予選ラウンド
第1週名古屋大会
日本(FIVBランキング7位) 3-1 フランス(FIVBランキング5位)
(25-27, 25-22, 25-21, 25-20)
■日本の第1セットスターティングメンバー
小野寺、関田、石川、髙橋(健)、西田、髙橋(藍)、リベロ山本
■日本のトップスコアラー(上位3人)
髙橋(藍) 17得点(アタック14得点、ブロック1得点、サーブ2得点)
石川 16得点(アタック14得点、ブロック1得点、サーブ1得点)
宮浦 13得点(アタック10得点、ブロック1得点、サーブ2得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第5戦)
6月20日(火)現地時間13:00(日本時間20:00)
対戦相手:カナダ(FIVBランキング16位)
■次戦のテレビ放送予定
BS-TBS 6月20日(火)19:30~
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出する。日本は次戦、フランスでの第2週、6月20日にFIVBランキング16位のカナダと対戦する。
※世界ランキングは試合前時点
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