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春高2025

中学ブロック新人大会の結果総まとめ。夏の全国大会へシーズン本格化

  • 中学生
  • 2023.06.16

 

 新年度に入って、早くも2ヵ月以上が経とうとしている。学生バレーボールはいよいよ夏の全国大会に向けてシーズンが本格化する時期。ここでは年明けから春先にかけて全国各地で行われた中学校体育連盟の各ブロック新人大会(選抜優勝大会)の結果を、チームの模様とともに紹介する。さらなる成長を遂げて、全国の舞台へと飛躍するチームは果たしてどこだ!?

(結果協力:公益財団法人日本中学校体育連盟バレーボール競技部/学年は2023年度)

 

■近畿ブロック/男子は昇陽中、女子は金蘭会中が優勝

・第55回近畿中学生選抜優勝大会(328日~29日@丸善インテックアリーナ大阪〔大阪〕ほか)※写真提供:大阪中学校体育連盟バレーボール専門部

 

 

2年連続8回目の優勝を飾った女子の金蘭会中

 

 コロナ禍による中止をはさみ、4年ぶりに開催された近畿選抜優勝大会。男子は近年、近畿のトップを争う昇陽中(大阪)と菟田野中(奈良)が決勝を戦い、地力にまさる昇陽中が勝利した。昇陽中は全日本中学校選手権大会(以下、全中)で第46回(2016年)、第48回(2018年)の2度優勝を果たし、今年度男子日本代表の麻野堅斗(早稲田大1年)の出身校でもある。

 

 

昇陽中(コート奥)は高いポテンシャルを秘めた選手が(写真は昨年の秋田全中)

 

 女子は昨年の秋田全中決勝を争った金蘭会中と大阪国際中による大阪対決。2セットとも中盤までもつれる展開となったが、金蘭会中がブロックとパワーあふれる攻撃で上回り、ストレート勝ちを収めた。金蘭会中は全中で目下3連覇中(コロナ禍で中止の第50回大会を除く)。女子では前人未到の四連覇を目指す。

 

【最終結果】

男子/優勝:昇陽中(大阪)、準優勝:菟田野中(奈良)、第3位:天理中(奈良)、大庄中(兵庫)

女子/優勝:金蘭会中(大阪)、準優勝:大阪国際中(大阪)、第3位:津名中(兵庫)、甲子園学院中(兵庫)

>>>〔ギャラリー〕近畿ブロック上位チーム集合写真 

 

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■北信越ブロック/男子は中之口中、女子は福井工大附福井中が優勝

・第21回北信越中学新人優勝大会(318日~19日@リージョンプラザ上越〔新潟〕ほか)

 

 

今シーズン注目のアタッカー、岩田(コート奥/写真は昨年の秋田全中)

 

 男子は中之口中(新潟)が準決勝で県1位通過の南越中(福井)を、決勝では県2位の庄川中(富山)を退け、優勝に輝いた。中之口中は、昨年度の全国中学生選抜に2年生ながら選ばれ、イタリア遠征を経験した岩田怜緯が注目の存在だ。

 

 女子は福井工大附福井中(福井)が決勝で中之口中(新潟)と戦い、第1セットを落としたものの、2-121-25,25-16,25-21)の逆転勝ちで優勝。福井工大附福井中は一貫校である高校も全国大会の常連。また、同じ一貫校では高校男子がインターハイ制覇の実績を持つ松本国際中(長野)が県新人大会1位の成績を収めている。

 

【最終結果】

男子/優勝:中之口中(新潟)、準優勝:庄川中(富山)、第3位:小布施中(長野)、南越中(福井)

女子/優勝:福井工大附福井中(福井)、準優勝:中之口中(新潟)、第3位:富山北部中(富山)、至民中(福井)

 

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■東海ブロック/男子は富士宮四中、女子は大須賀中が優勝

・第23回東海中学生新人大会(318日~19日@静岡南中学校、青島中学校〔静岡〕ほか)

 

 

男子の富士宮四中は昨年の秋田全中(写真)を経験した選手も

 

 男子は昨年の秋田全中出場の富士宮四中(静岡)が優勝。準々決勝では県1位通過の各務原中央中(岐阜)をフルセットの末に下すと、準決勝では昨年日本一の浜松修学舎中(静岡)を撃破するなど、地力の高さを感じさせた。

 女子は大須賀中(静岡)が準決勝で不破中(岐阜)、決勝で海星中(三重)といずれも県新人大会1位通過のチームを破って、優勝を手にした。

 

【最終結果】

男子/優勝:富士宮四中(静岡)、準優勝:岡崎中(静岡)、第3位:浜松修学舎中(静岡)、矢作中(愛知)

女子/優勝:大須賀中(静岡)、準優勝:海星中(三重)、第3位:不破中(岐阜)、東陽中(愛知)

 

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■中国ブロック/男子は城南中、女子は就実中が優勝

・第19回中国中学校新人大会(24日~5日@福山通運ローズアリーナ〔広島〕ほか)

 

 

男子の城南中の2年生エース①寺岡蒼大(写真は全国東西中学生交流大会)

 

 男子は四強のうち、3つを広島が占めた。中でも、決定力の高い2枚エースをそろえる城南中(広島)が難なく勝ち上がり優勝。その後、チームは3月の全国東西中学生交流大会でも準優勝の成績を収めている。

 女子は昨年の秋田全中ベスト4の名門・就実中(岡山)が優勝。準決勝では同じく秋田全中に出場した銀河学院中(広島)を下した。

 

【最終結果】

男子/優勝:城南中(広島)、準優勝:安西中(広島)、第3位:東原中(広島)、桑田中(岡山)

女子/優勝:就実中(岡山)、準優勝:祇園東中(広島)、第3位:銀河学院中(広島)、徳地中(山口)

 

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■四国ブロック/男子は雄新中、女子は松山東雲中が優勝

・第28回四国中学生選抜優勝大会(318日~19日@とくぎんトモニアリーナ〔徳島〕ほか)

 

 

ユニフォームの紫色が映える女子の松山東雲中(写真は昨年の秋田全中)

 

 男子は全中ベスト4の実績を持つ雄新中(愛媛)が、準決勝で津田中(徳島)を2-025-9,25-15)、決勝で桜町中(香川)を2-025-12,25-10)と、他を圧倒して優勝を遂げた。

 女子も同じ愛媛の松山東雲中が優勝。中高一貫校でともに全国大会の常連であり、今大会では準々決勝から決勝まで相手を20点台に到達させない戦いぶりだった。

 

【最終結果】

男子/優勝:雄新中(愛媛)、準優勝:桜町中(香川)、第3位:津田中(徳島)、横浜中(高知)

女子/優勝:松山東雲中(愛媛)、準優勝:香川一中(香川)、第3位:川之江南中(愛媛)、藍住中(徳島)

 

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■九州ブロック/男子は有家中、女子は稙田南中が優勝

・第40回九州中学校選抜優勝大会(326日~27日@別府市総合体育館〔大分〕)

 

 

身長180㎝を備え、強烈なアタックを繰り出す忠願寺(写真は全国中学生選抜)

 

 男子は有家中(長崎)が準々決勝で前年度優勝チームの和田中(鹿児島)を下すと、勢いそのままに勝ち上がり初優勝に輝いた。

 女子は昨年度全国中学生選抜のサウスポーエース忠願寺莉桜を擁する稙田南中(大分)が初優勝。決勝では昨年の秋田全中ベスト4の福岡女学院中(福岡)を2-025-17,25-23)で下した。

 

【最終結果】

男子/優勝:有家中(長崎)、準優勝:西合志中(熊本)、第3位:宮里中(沖縄)、大村中(長崎)

女子/優勝:稙田南中(大分)、準優勝:福岡女学院中(福岡)、第3位:諫早中(長崎)、鹿島西部中(佐賀)

 

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※なお、北海道、東北、関東の3ブロックは例年、開催されていない

 

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