【Photo:FIVB】
ネーションズリーグ(VNL)2023女子予選ラウンド第2週ブラジル大会4日目、現地6月16日(金)に日本(FIVBランキング7位)はドイツ(同12位)と対戦し2-3で敗れた。通算成績は4勝3敗。
いきなり長いラリーから始まった第1セットは、中盤までほとんど差のつかない状況が続く。12-12から連続得点されて12-15とリードを許したが、井上愛里沙がバックアタックを決めると、そこから関菜々巳のサーブで攻めて17-15と逆転に成功。しかしブロックやサービスエースで18-21と再びリードされると、山田二千華のブロックや古賀紗理那主将のスパイクも一歩届かなかった。
第2セットは関の連続サービスエースで3-0と好スタートを切ったが、高いブロックからつないで切り返すドイツに追いつかれ、11-12まで競り合いが続いた。しかし先に抜け出した日本は古賀主将のサーブが機能してリズムを取り戻すと、レシーブでも粘りを発揮。連続サービスエースを含む11連続得点で22-12とし、途中出場した石川真佑もサービスエースを決めてセットを奪った。
中盤に山田が次々とブロックを決めても、ドイツを突き放せない第3セットは、逆にブロックに阻まれて13-17とされ、2枚替えで柴田真果と和田由紀子がコートへ。和田や荒木彩花が得点したが、ミスも出てセットを失った。
第4セットもなかなか主導権を握れなかったが、荒木のブロックで追いつくと、林琴奈のレシーブから古賀主将がポイント、関のツーアタックも決まり13-10とリード。激しい競り合いが続いたが、西村弥菜美のつなぎや林の強打などで踏ん張りセットを取り返した。
最終第5セットは序盤で相手エースに連続得点され苦しい展開。3-8から入った石川がサーブで攻めて7-9まで追い上げるが、ドイツのブロック、サーブに押し切られて敗れた。
■ネーションズリーグ2023女子予選ラウンド
第2週ブラジル大会
日本(FIVBランキング7位) 2-3 ドイツ(FIVBランキング12位)
(23-25, 25-14, 22-25, 25-20, 8-15)
■日本の第1セットスターティングメンバー
関、古賀、荒木、林、井上、山田、リベロ西村
■日本のトップスコアラー(上位3人)
古賀 24得点(アタック20得点、ブロック2得点、サーブ2得点)
井上 20得点(アタック20得点)
林 12得点(アタック12得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第8戦)
6月17日(土)現地時間17:30(日本時間翌5:30)
対戦相手:アメリカ(FIVBランキング2位)
■次戦のテレビ放送予定
BS-TBS 6月18日(日)19:00~
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。
日本は次戦、現地6月17日にFIVBランキング2位でここまで6戦全勝のアメリカと対戦する。
※FIVBランキングは試合前時点
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