【Photo : FIVB】
バレーボールネーションズリーグ(VNL)2023男子予選ラウンドは第3週フィリピン大会が7月4日(火)に開幕した。ここまで負けなしの8連勝を飾っている日本(FIVBランキング6位)は、第9戦で中国(同22位)と対戦し3-2で勝利した。
第1セット、日本は山内のクイックや西田のバックアタックなどで先行すると、リードを最大9点差まで広げたが、終盤に追い上げを許し、中国のブロック、サービスエースなどで逆転されセットを落とした。第2セット、中国にリードされた日本は徐々に追い上げ、西田のサービスエースなど4連続得点で逆転に成功。中国のブロックに捕まり再度逆転を許すが、髙橋(藍)のスパイクなどで再び逆転する。山本のレシーブがそのまま相手コートに落ちてセットポイント迎えると、最後は石川のスパイクが決まり、セットを奪い返した。
第3セットも中国にリードを許す苦しい展開。5点差で終盤戦に突入した日本は関田、西田に代わってコートに入った宮浦、永露が流れを変えて点差を縮めたものの中国に逃げきられてセットを落とした。第4セットも先行を許すが、ディグやリバウンドからの攻撃で粘り強く戦うと、このセットはスタートから入った宮浦の活躍もあり、日本は逆転に成功しフルセットに持ち込んだ。
最終セット、日本はディグからの切り返しを得点につなげると6-5で宮浦のサービスエース、髙橋(藍)のフェイント攻撃でリード。最後は宮浦のバックアタックが相手コートに突き刺さり勝利を決めると、熱狂的なフィリピンのファンの大歓声がコートに降り注いだ。
日本は中国に17本のブロックを許し、先に2セットを奪われるなど苦しい展開だったが、ふんばっての勝利。これで上位8チームによるファイナルラウンドへの進出が決定した。
■バレーボールネーションズリーグ2023男子予選ラウンド
第3週フィリピン大会
日本 3-2 中国
(24-26,25-23,21-25,25-23,15-12)
■日本の第1セットスターティングメンバー
西田、髙橋(藍)、小野寺、関田、石川、山内、リベロ山本
■日本のトップスコアラー(上位3人)
石川 19得点(アタック16得点、ブロック2得点、サーブ1得点)
宮浦 15得点(アタック14得点、サーブ1得点)
髙橋藍 14得点(アタック10得点、サーブ4得点)
■日本の次戦(予選ラウンド第10戦)
7月7日(金)現地時間19:00(日本時間20:00)
対戦相手:オランダ(FIVBランキング10位)
※FIVBランキングは試合前時点
■次戦のテレビ放送・配信予定
BS-TBS 7月7日(金)19:30~
U-NEXT 7月7日(金)20:00~
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出する。
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