男子は東北が4連覇 女子は郡山女大附が初の頂点に【東北大会レポート】
- 学生
- 2023.07.11
令和5年度第59回東北高等学校バレーボール選手権大会兼NHK杯大会が6月23日(金)〜25日(日)に宝来屋郡山総合体育館(福島)ほかで行われ、男子は東北高(宮城)、女子は郡山女大附高(福島)が優勝した。男女決勝のレポートをお届けする
男子優勝の東北高
高さが持ち味の東北が失セット0で圧倒
男子決勝は4大会連続15回目の優勝を狙う東北高と29年ぶりの優勝を狙う山形中央高(山形)が対戦した。
第1セット序盤、両チームともにミドルブロッカーを中心とした高さのあるブロックから点数を重ね、終盤まで互いに譲らない展開が続いた。しかし、#6伊藤遙のサービスエースで東北高がブレイク。その差を保ったまま、東北高が25-23で第1セットを先取した。
第2セットは#9佐藤涼誠が連続サービスエースを決め、序盤から東北高がリードする展開。山形中央高は東北高の強力なサーブでサーブレシーブを崩されるも、#5日塔響生、#12郷野魁星のスパイクで対抗する。しかし、中盤に#1坂本アンディ世凪の高さあるスパイクやパイプ攻撃が増えた東北高が、21-15とリードして終盤へ。最後は#3手嶋友哉のライトからのスパイクがコートに突き刺さり、25-20で東北高がセットを連取。セットカウント2-0で4連覇を飾った。
多彩な攻撃が光った郡山女大附
女子決勝は、米沢中央高(山形)と郡山女大附高の初優勝を狙うチームどうしの対戦となった。
第1セットは序盤から郡山女大附高が#5佐藤にじの3連続ブロックで5点差をつけてリード。対する米沢中央高は#1亀井達子のブロックを利用した幅広い攻撃で反撃する。だが、#8川村愛を中心とした正確なレシーブを保った郡山女大附高が、25-19でセットを先取した。
第2セットは序盤から一進一退の攻防を繰り広げるが、郡山女大附高が#1後藤涼風のツーアタックで流れをつかむ。その後も冷静なトスワークから多彩な攻撃を繰り広げ、相手ブロックを寄せつけない。追いかける米沢中央高は、#1亀井、#7佐藤鈴の両サウスポーエースのキレのあるスパイクで得点を重ねた。しかし、#6八木橋環のクイックを皮切りに、郡山女大附高が多彩なコンビバレーを展開。要所で#3石井美空がレフトから強烈なスパイクを打ち、点差を広げた。粘り強いプレーを見せた米沢中央高だったが、惜しくも一歩届かず、郡山女大附高が初優勝に輝いた。
女子優勝の郡山女大附高
文・写真提供/福島県高体連バレーボール専門部
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