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男子U16日本代表の岩田怜偉と草野烈が今冬にイタリアで誓った成長「僕らの世代。中心として、しっかりと」

  • 編集部取材
  • 2023.07.13

 

 

同年代とはいえ、日本では味わえないような感覚をイタリアで味わった

 

2人でアンダーエイジカテゴリーを引っ張っていこう」

 

 そのDomovip Winter Cupで日本は第3位の成績に終わったが、何より世界の高さやパワーを肌で感じられたことがいちばんの収穫であり、それが意義でもある。

 大会ベストヒッターに選ばれた草野だが、「全体的に身長が高いし、全員のパワーが日本とは比べ物になりませんでした。自分もまだまだ対応しきれなかった」と試合後に振り返っている。この経験を糧に次のステージに向けて草野は、こう意気込んだ。

U16は僕らの世代が中心になるので。チームの中心になって、しっかりと戦いたい。全中選抜の海外遠征で日の丸への気持ちはさらに強くなりました」

 

再び日の丸をつけて、世界に挑む。写真は草野

 

 その“僕ら”には、このとき同じ日の丸をつけて戦った同級生も含まれていたことだろう。岩田もまた、イタリア滞在中に思いを明かしていた。

「これから烈と僕の2人でアンダーエイジカテゴリーを引っ張っていこう、という話をしていました。僕にとって烈は、尊敬できる存在、です」

 今回の男子U16日本代表で岩田はキャプテンを務める。そこで2人は共闘することになるし、ほかにも全国各地から集った同年代の新たな仲間とともに世界に打って出る。今、シニア代表が実現している“強い日本バレー”を、将来担うのが彼らだ。その一歩を、ここから踏み出す。

 

 

今回のアジア男子U16選手権大会の最終順位上位3チームには来年の世界男子U17選手権大会の出場権が与えられる。未来を自分たちの手でつかめるか

 

(取材・写真/坂口功将〔編集部〕)

 

 

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