令和5年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(インターハイ2023)女子の競技がスタート。予選グループ戦が北海道釧路市などの2会場で8月2日(水)に行われた。下北沢成徳(東京)は誠信(愛知)と対戦、2-0で勝利し決勝トーナメントに駒を進めた。
■予選グループ戦女子 第11組第3試合
下北沢成徳(東京)2-0 誠信(愛知)
(25-17,25-20)
6月に行われた関東大会で優勝を飾った下北沢成徳は、#1イェーモン ミャ、#5後藤ビビアン愛音の両エースと#2河俣心海(183cm)、#10中田藍美(184cm)、#3柳千嘉(184cm)の180cm超えトリオを擁する注目校の一つ。対する誠信は、昨年のU18アジア選手権大会で優勝に貢献したセッター#7吉田紗奈衣を中心としたコンビバレーを武器に東海大会で準優勝しており、実力校どうしの注目の一戦となった。
第1セット、下北沢成徳は#1イェーモンのスパイクがブロックされるなど3連続失点でスタートしたが、すぐに#2河俣のスパイク、#10中田のブロックなどで追い上げる。そのあとは一進一退の攻防となるが、下北沢成徳が#1イェーモンのスパイク、#11小山明のサービスエースなどで12-8と突き放す。さらにリリーフサーバー#9田中悠花のサーブで崩し、#3柳がクイックを決めてリードを広げる。誠信は#4谷川楓果、#6バリギット ジュリアのスパイクなどで反撃するも届かず、最後は下北沢成徳が#10中田のクイックとブロックによる連続得点でセットを奪った。
第2セット、下北沢成徳が#2河俣、#5後藤の攻撃で得点すると、誠信は#4谷川、#6バリギットが得点を重ねる。6-5から誠信が#1富田アンナのブロックとスパイクによる連続得点で逆転したが、下北沢成徳も#1イェーモンの連続得点で9-8と再逆転。誠信はセッターの#7吉田がラリー中にも積極的にミドルブロッカーとのコンビを仕掛けるが、下北沢成徳は#5後藤、#10中田のスパイクで14-11と徐々に点差を広げる。24-17と下北沢成徳のマッチポイントからは誠信が追い上げて24-20となるが、最後は#2河俣のスパイクが決まり25点目。ストレートで勝利を収めた。
3日(木)から行われる決勝トーナメントでは、予選グループ戦を突破した36チームにシードの古川学園(宮城)、金蘭会(大阪)、誠英(山口)の3校を加えた39チームで優勝を争い、5日(土)に最終日を迎える。なお2日は敗者復活戦まですべての試合が終ったあとにトーナメント抽選が行われる。