東山と福井工大附福井、昇陽と駿台学園が準決勝で激突 ベスト4チームの戦力をチェック【北海道インターハイ2023男子】
- 学生
- 2023.08.10
令和5年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(インターハイ2023)は8月10日(木)に男子3回戦と準々決勝が道北アークス大雪アリーナ(北海道旭川市)ほか全2会場で行われた。東山高(京都)、福井工大附福井高(福井)、昇陽高(大阪)、駿台学園高(東京)が準決勝に進出。頂点を狙う4チームを紹介する
東山高
⬛︎東山高
前回王者が2年連続の四強入りを決めた。世代屈指のエース尾藤大輝、攻守で安定感抜群の花村知哉、サウスポーの梶田勘大郎が攻撃の軸。リベロ髙橋智貴を含め、3年生が中心となって失セット0で勝ち上がった。
7 月下旬に行われた近畿大会では準決勝で昇陽(大阪)にストレート負け。攻撃が単調になるシーンが目立ったが、厳しい練習を経て腕を磨き、2年生セッター太田渉稀にも落ち着きが出てきた。
昨年も近畿大会決勝で悔しさを味わってから頂点へ。1年前の再現となるか。
⬛︎福井工大附福井高
6月の北信越大会ではベスト8に終わった福井工大附福井高が、最終日の切符をつかんだ。全国高校選抜に選ばれた、エース堤凰惺キャプテン、サウスポー山本快が得点源。昨年度の春高ベスト8入りを経験した2人がチームを引っ張る。
今大会は予選グループ戦の開智高(和歌山)戦、決勝トーナメント2回戦の日本学園高(東京)戦、そして準々決勝の習志野高(千葉)戦と、ジュースの末にセットを奪ってきた。前回大会王者との対戦でも、粘り強く接戦をものにする。
福井工大附福井高
⬛︎昇陽高
全国私立高等学校男女選手権大会(さくらVOLLEY)&近畿大会王者が、2度目の出場で初の四強入り。齊藤拓海キャプテン、小瀬維都、倉本翔斗の安定感抜群の守りから、サウスポーエース小山海皇、多彩な攻撃が持ち味の仲村正也を中心に得点を決める。3回戦では、土浦日大高(茨城)に今大会初めてセットを落としたが、準々決勝で福岡大附大濠高(福岡)にストレート勝ちした。
スタメンではミドルブロッカーの大鍋勇馬以外は昇陽中(大阪)出身。3年前は全中が中止になり、夢を断たれた選手たちが、一丸で頂点を狙う。
昇陽高
⬛︎駿台学園高
今大会屈指の激戦区を突破したのは優勝候補である駿台学園高だった。北信越王者の松本国際高(長野)との3回戦、東北王者の東北高(宮城)との準々決勝は、ともに第2セットはジュースにもつれ込みながらも取り切った。
ブロックと連携の取れた鉄壁の守りで、アウトサイドヒッター亀岡聖成キャプテンらがボールを落とさない。攻撃では4人のセッターが代わる代わるコートに入ることで、前衛3枚をキープ。亀岡、荒井貴穂の両サイドだけでなく、ミドルブロッカー秋本悠月らも決定力が高い。
昨年度の春高を制したメンバーも残り、目指すは全国三冠。一つ目のタイトルへ、大きなスキは見当たらない。
駿台学園高
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