令和5年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(インターハイ2023)は8月11日(金・祝)に準決勝と決勝を道北アークス大雪アリーナ(北海道旭川市)で実施。準決勝では東山(京都)が福井工大附福井(福井)と対戦し、2-1で勝利した。
■男子決勝トーナメント準決勝
東山(京都)2-1 福井工大附福井(福井)
(25-21,20-25,30-28)
前回大会優勝の東山は、昨年から出場しているエースの#4尾藤大輝、キャプテンの#1花村知哉らを中心にチームを引っ張り失セット0でここまで勝ち上がった。対する福井工大附福井は、全国高校選抜に選出されたエースでキャプテンの#1堤凰惺キャプテン、サウスポーの#4山本快ら、昨年度の春高ベスト8入りを経験した2人が攻撃の主軸。
第1セット、福井工大附福井は#1堤、#3長谷川翔大、#4山本、東山は#1花村、#4尾藤、#5梶田勘大郎を軸に得点を重ねていく。互いに譲らず中盤に入ると、東山は福井工大附福井のミスを逃さず#1花村が決めて16-14とリード。福井工大附福井も#6森本泰地のサーブで崩してすぐに追いつく。しかし再び福井工大附福井のミスで東山がリードすると、#4尾藤のサービスエースなどで突き放してセットを奪った。
第2セット、福井工大附福井が#1堤、#4山本のスパイクや#5吉田楓のサービスエースでリードすると、東山にミスも出て、11-3と点差を広げる。東山は#1花村、#4尾藤の攻撃で追い上げ、終盤には23-19と4点差に迫ったものの及ばず、第2セットは福井工大附福井が取り返した。
第3セット、東山が#1花村、#4尾藤の攻撃などで5-1と好スタートを切る。しかし、福井工大附福井は#5吉田のサーブで攻め、7連続得点で8-5と逆転する。東山は#4尾藤のサーブなどで4連続得点し11-9と再逆転に成功したものの、ミスが出てシーソーゲームに。東山が再び6連続得点で18-13とリードして終盤に突入。20-15から福井工大附福井は#5吉田のサーブや#3長谷川の攻撃などで点差を縮めると東山にミスが出て22-22と同点に。ここからは互いに軸となる選手が得点し、サイドアウトを取り合いながらジュースに突入。28-28から東山が#4尾藤のスパイクでマッチポイントを握ると、最後は福井工大附福井のスパイクがアウト、東山が2年連続で決勝にたどり着いた。
準決勝のもう一試合、駿台学園(東京)と昇陽(大阪)の試合はストレートで駿台学園が勝利。同11日に行われる決勝のカードは東山対駿台学園に決定した。
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