中野倭(WD名古屋)×後藤陸翔 近畿大の現役vs.OB戦を終えて新旧キャプテン対談
- SV男子
- 2023.08.14
バレーボールの関西大学1部春季リーグ王者の近畿大男子が7月23日に創部初となる現役生vs.OBのスペシャルマッチを行った。これは近畿大のオープンキャンパスの企画の一つとして催され、会場の近畿大学記念会館(大阪)には高校生や一般のバレーボールのファンの姿が多く見られた。
コートでは随所で世代を超えた交流があり、なごやかなムードで試合は進んだ。なかには学年が被っており、直接対決に闘志を燃やしていた選手どうしも!? 試合後、今季の現役キャプテンを務める後藤陸翔(4年)と、その2つ年上でキャプテンマークをつけた中野倭(ウルフドッグス名古屋)による対談が実現した。
サーブ権を懸けた試合前のじゅんけん
手のひらの上でコロリ!? 中野の先制サービスエース
試合直前には記者に「陸翔、狙います」と宣言していた中野。その言葉どおり、自身のサーブで始まった試合のその1本目にショートサーブを打ちこみ、見事サービスエース。目の前に落ちたボールに、後藤は一歩も動けなかった。
――宣言どおりのサービスエースでした
中野 思ったよりもお客さんが入ったということで、陸翔の性格上かなりいきりたっていたはずで。
後藤 ははは(笑)
中野 「やってやろう、見せつけてやろう」みたいな感じの顔をしていたので、これは足動かへんやろうな、と。
後藤 違う、違う(笑)
中野 それで前に落とそうと思ったら、もう案の定!!
後藤 いや、あれはいつもなら別の選手がカバーしてくれて。その彼が固まっていたので…。
中野 これは確実に言い訳です。という、言い訳をするまでが、こっちの描いたプランでしたから。
後藤 してやられました(笑)
――続いて2本目はドライブ気味のサーブを後藤選手へ。レシーブはできましたが…
中野 思ったよりも、弾き具合が少なかったな、と。もうちょっと弾いてくれたらプランどおりの展開で、「今日はもう終いや」って僕はベンチに下がっていたはず。
後藤 2本目はイージーサーブでしたよ。
中野 おぉー、成長しましたね。
特別試合のオープニングをサービスエースで飾った中野倭(なかの・やまと/身長179㎝/開智高〔和歌山〕→近畿大→WD名古屋/セッター)
――後藤選手がレフト側、中野選手がライト側でマッチアップする場面もありました
後藤 まだまだ高さが足りないかな、と。
中野 その話題は、こちらとしては困るやつ。
2人 (大爆笑)
中野 (自分のブロックは)いいところがなかっただけに。
後藤 アタック面では圧勝だった、と記事に書いてください。
中野 いつかVリーグの公式戦で、あのマッチアップができたらね。
中野を前にして、後藤(コート奥⑪)がレフト側から強烈なクロスを放つ