特別国民体育大会関東ブロック大会(少年女子)は8月25日(金)に大会1日目を迎え、深谷ビッグタートル(埼玉)でダブルエリミネーション方式による代表決定戦を行った。東京都、埼玉県の各代表が、10月8日(日)〜11日(水)に西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ/鹿児島)ほかで開催される本戦出場権をつかんだ
インターハイ女王の下北沢成徳高単独チームの東京都代表は、万全ではなくても相手を寄せつけなかった。
ここまでコートに立つ唯一の3年生だった内澤明未キャプテンは、インターハイ後の練習試合で左足をひねるアクシデント。大事をとってスタメンを外れた。また、インターハイで左足を負傷したエースの一角である後藤ビビアン愛音はスタンドから声援を送った。
後藤の代わりにルーキー荻野明花が出場するなど1、2年生チームになったが、高さを生かしたブロックとイェー モン ミャの強打で圧倒。栃木県代表戦、群馬県代表戦ともに全セット20点以下に抑えて勝利した。
初戦で神奈川県代表にフルセットの末に勝利した埼玉県代表は、本戦切符を懸けた千葉県代表戦でストレート勝ち。相手はインターハイでベスト4入りした敬愛学園高を中心とした布陣だったが、その原動力となった松本澪奈、永盛仁子をマーク。粘り強い守りでボールをつなぐと、根岸由優菜、堀切小紅らが得点を重ね、勝利をつかんだ。
26日(土)は群馬県代表と神奈川県代表、千葉県代表と山梨県代表が、残り2枠の出場権を懸けて争う。
25日の試合結果
第1試合
★東京(下北沢成徳高) 2(25-19,25-13)0 栃木(國學院大栃木高、宇都宮文星女高)
千葉(敬愛学園高、翔凜高、習志野高) 2(23-25,25-21,25-18)1 茨城(明秀学園日立高、大成女高、土浦日大高)
第2試合
群馬(高崎健康福祉大高崎高、高崎商科大附高) 2(25-13,23-25,25-17)1 山梨(帝京三高、日本航空高、韮崎高)
★埼玉(春日部共栄高、細田学園高、本庄一高) 2(25-22,23-25,25-23)1 神奈川(横浜隼人高、川崎橘高、星槎国際湘南高)
第3試合
山梨 2(25-20,25-27,25-19)1 栃木
神奈川 2(25-16,25-20)0 茨城
第4試合
★東京 2(25-15,25-17)0 群馬
★埼玉 2(25-20,25-13)0 千葉
※都県名のあとの()が構成する学校名。★が代表権を獲得
文・写真/田中風太
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