女子日本代表が挑むパリオリンピック予選は後半戦へ 最大の敵トルコ&ブラジルの現状はいかに?〔大会プレビュー〕
- コラム
- 2023.09.22
バレーボールのパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023女子は4日目が終了。各チームは全7試合を戦うため、ここで折り返したことになる。国立代々木競技場第一体育館(東京)で行われている日本大会では現在、日本、トルコ、ブラジルが開幕から無傷の4連勝をあげて、一歩抜け出したかたちだ。
20日のブルガリア戦で勝利し開幕4連勝をあげた日本
日本は山場であるラスト3デイズへ。飛車落ちのベルギーをクリアすることから
まずは日本大会の4日目終了時点の順位がこちら。
【パリ五輪予選/ワールドカップバレー2023女子/順位表=4日目終了時点=】
1 日本 4勝0敗(セット率:MAX)
2 トルコ 4勝0敗(セット率:6.000)
3 ブラジル 4勝0敗(セット率:6.000)
4 ベルギー 2勝2敗
5 アルゼンチン 1勝3敗(セット率:0.444)
6 プエルトリコ 1勝3敗(セット率:0.300)
7 ブルガリア 0勝4敗(セット率:0.166)
8 ペルー 0勝4敗(セット率:0.083)
これまでを振り返ると、大方の予想を裏切って苦戦しているのがベルギーだ。大エースのブリット・ヘルボッツがケガのため来日せず、開幕戦こそブルガリアとのヨーロッパ対決を制したものの、2日目にプエルトリコに逆転負け、3日目にはアルゼンチンにストレート負けを喫した。エースを務めるマノン・ストレイジエが得点源となり、守ってはヨーロッパ選手権でトルコを相手にブロックポイント11本を叩き出したミドルブロッカー、マルリース・ヤンセンスがチームを牽引するが…。今大会は相手サーブに苦しむ場面も見られるため、日本としてはサーブから勝機を探りたい。
効果的なサーブだけでなく、サービスエースを奪える選手がそろっている日本。写真は石川真佑
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