バレーボールの男子日本代表が9月25日、国立代々木競技場第一体育館(東京)でカナダとの親善試合を実施。試合は予定されていたとおり4セットが行われ、日本は3-1(21-25,26-24,25-18,25-13)で勝利した。
カナダに逆転勝利を収め、「パリオリンピック予選につながる」と石川祐希
9月30日(土)から始まる「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」と同じ会場で行われたこの試合。日本は第1セットを落としたものの、しっかりと逆転勝利を収める。第3セット以降はコートに立つメンバーをがらりと変えるなど、本番を見据えて会場に慣れさせる意図も見られた。
試合後、「まだ様子を見ながら戦っている感じではあった」と石川祐希キャプテン。第2セットには石川キャプテン自身、2本目のパスがネットに近く、ときにはネットを越えるという珍しい場面が見られたが、それ自体は「アリーナの影響もありましたし、自分の感覚の部分での問題でも」と本人。本番に向けて修正されることだろう。
「ブロックが高く、ディフェンスもいいカナダとこのタイミングで試合ができたことは、本番につながると思います」と石川キャプテンは言葉に力を込めた。
当日が20歳の誕生日のチーム最年少、甲斐を祝福
この日は、チケットソールドアウトの満員。西田有志は「平日の夜なのに、こんなにたくさんのお客さんにきていただき、驚きましたし、うれしかった」と感謝する。試合後のコートインタビューの場では、試合当日に20歳の誕生日を迎えた甲斐優斗へのお祝いの場が設けられた。
甲斐自身、この日の第4セットでサービスエースを奪い、自らの誕生日を祝福。「20歳の節目にこれだけの方々に祝ってもらえるのはすごくうれしいことだなと感じました。今年最大の目標であるパリオリンピックの出場権獲得に向けてチーム全員が全力で取り組んでいるなか、自分もしっかりと武器を伸ばして成長させていきたいです」とレベルアップを誓った。
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