第19回アジア競技大会(2022/杭州)のバレーボール競技で銅メダルをつかんだ男子日本代表が、9月27日(水)に帰国した。開催地の中国とのセミファイナルでは0-3で黒星を喫したが、ファイナルラウンドの3位決定戦ではカタールに3-1で勝利。5位だった18年の前回大会を上回る結果を残した
8日間で7試合とタイトなスケジュール。うち5試合でチーム最多得点をマークした高橋慶帆も「終盤になるにつれてほんとうにきつくなって。カタール戦は満身創痍でした」と振り返る過酷なコンディションだった。さらに、出場予定だった山本龍が「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」の合宿に参加したため、セッターは深津旭弘のみという苦しい台所事情。それでも、若手からベテランまで一体となって力を振り絞り、メダルを手にした。
試合中のアクシデントにより、メダル獲得の瞬間はウォームアップエリアから見届けた柳田将洋キャプテンは「みんなが攻めきってくれたので、最後は自信を持って見ていました。銅メダルを取るにふさわしい勝ち方だったと思います」と仲間たちをたたえた。一方で、「大きな経験になったと思いますが、ここで満足して終わってほしくない、と伝えました」とこれからも切磋琢磨を誓い合った。
男子日本代表としては9月30日(土)から始まる「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」が今季最後の戦い。柳田キャプテンは「絶対に(切符を)取ると思うので、応援しています!」と日の丸を背負う仲間へエールを送った。
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