「相棒でライバル」男子U16日本代表 新山明と岩野泰雅が友情を武器に日本一へ 全国ヤングクラブ大会が開幕
- アンダーエイジ
- 2023.09.29
<存在の大きさを誰よりも感じているからこそ。PROGRESS CUPでは涙があふれた>
日の丸をつけた2人にきいてみた。自分にとって…
福岡プロシードは全国ヤングを区切りとして代替わりとなる。新山たち3年生にとっては、これがクラブチームで臨む最後の大会だ。新山は「中学3年生になって、一つ一つの試合が最後になるわけじゃないですか。PROGRESS CUPも県予選も経て、いよいよ全国ヤング。勝っても負けても(中学バレーは)引退なので、悔いがないように頑張りたいです」と思いを明かす。
もちろん、そこには相棒への思いも。今夏、U16日本代表の合宿の際にあらためて聞いてみた。
新山にとって岩野とは?
「やっぱり泰雅がいると、自分は自然と“負けたくない”という思いになれるんですよ。頼りにしているし、同時にライバル心を持って取り組めるので、自分も成長できています」
では、岩野にとって新山とは?
「クラブでもU16日本代表でも一緒にやれるのは、ほんとうにうれしいです。明は、まぁ…、相棒でもあるし、ライバルみたいな感じですね」
集大成となる全国ヤングでは予選グループ戦で、偶然にもWOLFDOGS名古屋U-14と同じ組になった。因縁ともいえる相手に対し、次こそは2人そろって勝利を目指す。
<全国制覇を目指す福岡PROCEED.VBC>
(文・写真/坂口功将〔編集部〕)
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