【Photo : FIVB】
バレーボールのFIVB パリ五輪予選/ワールドカップバレー2023に出場している男子日本代表は、10月6日(金)に国立代々木競技場第一体育館(東京都)で第5戦に臨み、セルビア(FIVBランキング9位)と対戦。ストレート勝利で3連勝し、2位に浮上した
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第2戦でエジプトにまさかの敗戦を喫したが、3勝1敗で迎えた勝負の3連戦。その初戦、絶対にパリオリンピックの切符をつかむという気概を、石川祐希キャプテンがプレーで示した。
西田有志のサービスエースなどで13-11とリードした第1 セット中盤、チームをさらに勢いづけた。まずは強烈なスパイクをクロスに決めると、続いて豪快にブロック。ラリー中に関田誠大からの速いトスに合わせ、3連続得点をマークした。18-12ではオポジットのルブリッチをベンチに引きずり下ろすブロック。その後も攻撃の手を緩めず、第1セットを25-17で奪った。
西田が相手選手と交錯し、4連続失点を喫した第2セット12-9の場面。その直後のプレーで、崩れながらもサーブレシーブすると、すぐに立ち上がり、ライトからブロックアウトを決めた。直後にはこの日初のサービスエース。雄たけびを上げて仲間たちを鼓舞すると、その後もリードを保ったまま25-14と圧倒した。
第3セットは中盤までリードを許したが、16-18から強烈なバックアタックを放ち、21-21と競り合う終盤には前衛でもスパイクを決めた。最後は24-22から強烈なジャンプサーブで相手のレシーブを崩し、髙橋健太郎のブロックにつなげた。それぞれが役割を果たして劣勢をはねのけ、「チームメートに助けられましたし、チーム全員で取った勝利だと思います」と仲間をたたえた。
腰を痛め、満足に練習できずに臨んだ今大会。第3戦のチュニジア戦後には「明日は間違いなくもっといいプレー、そして次の試合ではもっと上がってくる」と語っていたが、まさにそのとおりの活躍。スロベニア、アメリカとの大一番に向けて、「まだまだ上がります」と頼もしい言葉を残した。「スロベニアも非常に力があると思いますし、点数とかセットは気にせずに、絶対に勝って、次につなげたいと思います」。頼れるキャプテンが乗ってきた。
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