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春高2025

古川学園 悲願の春高優勝へ(後編)

  • インフォ
  • 2023.01.03

 体のケアも日本一へのポイント 指揮官のポリシーは「ケガをさせない」

 

今季はインターハイ準優勝、国体優勝と結果を残し、1999年(※当時は古川商高)以来の優勝を本命視される古川学園高(宮城)。選手たちにとっては2年連続でセンターコートに立ちながら、あと一歩で頂点を逃してきた春高を前に、岡崎典生監督がこの1年の歩みをたどる。後編では、選手たちの心身の充実の秘けつに迫った

 

 堂々の優勝候補として、古川学園高が春高の舞台に帰ってくる。10月29日(土)の春高県予選決勝(対利府高)はストレート勝ちし、失セット0で県の頂点に立った。本戦の組み合わせが決まり、東九龍龍谷高(大分)や九州文化学園高(長崎)といった優勝経験を持つ伝統校と同じゾーンに。それも岡崎監督はポジティブにとらえている。「日本一になるのであれば、強い相手と戦って勝ち上がることで、目標とするチームになることができる。神様が与えてくれた最高のシチュエーションだと思って頑張ります」。

 

 前回の春高は、2年生ながらキャプテンマークを背負ったセッターの熊谷仁依奈をはじめ、阿部明音、タピア・アロンドラの両スパイカーなど2年生が軸のチームだった。2年越しでつくってきたチームだからこそ、チームの結束はより強固になってきている。その中心にいるのが、今年「第21回アジアU20(ジュニア)女子選手権大会」で日の丸を背負った熊谷だ。

 「タレントがしっかりそろっていると思います。なかでも、司令塔の熊谷が3年目の集大成で、私も全幅の信頼を置いています。3年間でいろんな経験をしてきた選手で、経験も豊富ですし、人間的にもしっかりしています。優勝はしていませんが、ほぼいつも大会の最後までトスを上げきっている選手なので。最後は勝ってほしいし、勝たせてあげたいです」(岡崎監督)


 

【前編】国体優勝も通過点 岡崎監督「国体で勝っても春高の過程」

 

 だが、その絶対的なキャプテンと、岡崎監督に頼らないのが、今季のチームの特徴。指揮官が「選手たちにとっていちばん大事なもの」と語る自主性が芽生え、練習中には選手どうしで厳しく求め合うシーンが目につく。

 「監督なので、チームの方針や方向性は決めますが、そこから努力するのは選手たち。努力をすることって人は嫌いですから。私はどうやって楽をするのかを考えています(笑)

 でも、彼女たちは優秀。難しい技術とか、教えられたことをちゃんと理解して、自分たちで練習することができる。これはなかなかできることではないと思います。ましてや、お互いが至らないところを指摘し合わないといけません。ほんとうの意味で、自分たちでできるいいチームだと思います」

 

 その強いメンタルを宿す選手たちは、体づくりへの意識も高い。専属トレーナーの監修によって、週に2回ウエイトトレーニングやサーキットトレーニングに取り組む。その狙いは、プレーのレベルアップはもちろん、岡崎監督のリスク管理がある。

 

 「ケガをさせないことが私の一つのポリシーです。だって、ケガをしたら練習ができないですから。もちろん、『あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ』というジレンマもあります。でも、ほかの学校は中高一貫で56年の計画を組むなか、ケガをしていたら時間的に間に合いません。

 

 今の時代、短期集中で練習することは難しい。そうなったら発想の転換というか、自分を変えていかないと。指導者がいかに我慢できるか。指導方法を変えないと追いつかないので」

 ケガをした選手がいれば、当然練習はさせず、体のケアに集中。さらに、患部の状態を数値化してノートに記録させることで、日々自身の体の状態と向き合わせる。常に体がフレッシュな状態で練習に取り組むことで、一日もムダにしない。

 

 そのアクシデントの可能性を軽減すべく、岡崎監督が期待しているのがザムストのサポーターや、シューズのインソールだ。

 

[ザムスト 部活生向け特設サイト]  






 

 「躊躇して思いきり練習できないと、それがストレスになってケガにつながることもあります。でも、このサポーターは選手たちに安心感を与えてくれます。インソールについても、選手たちからはものすごくいいと言う声を聞いています」

 2023年1月4日(水)に東京体育館(東京)で開幕する春高。古川学園高はシードのため、5日(木)の2回戦から登場するが、頂点まで勝ち上がれば4日間で5試合の過密日程が待ち受ける。コンディションの維持も、日本一に欠かせないポイントだ。最高のパフォーマンスを発揮すべく、岡崎監督は最後の戦いへの思いを口にする。

「練習でどれだけこの子たちを伸ばしてやれるかが私の仕事。私が試合で頑張ることではありません。最後の大会は特に、選手たちが自分たちの力を最後に思う存分に発揮できるように、練習でしっかりサポートしたいです。子どもたちが実力を発揮したときに、結果が自ずとついてくるので、残り1ヵ月、気を抜かずにしっかり取り組んで、日本一を取りたいと思います」

 心身ともに万全な状態で、悲願の頂点をつかみにいく。

 

[ザムスト 部活生向け特設サイト]   

 

Players voice

日本一を目指すうえで、岡崎監督が「ものすごく気を使う」というのが選手のコンディションづくり。それを支えるのがザムスト社の商品だ。今回は、主力2選手が着用するインソールをお届け

 

インソールから

プレーは変わる


 

 私はインソールにこだわったことがなく、「それで変わるのかな」という思いがありましたが、実際に履いてみたら全然違いました。グリップが効くから踏み込みが強く、自分の筋肉では補えない部分をしっかり補ってくれます。これまで、ボールが飛んだほうへ踏み出すときに結構遅れてしまっていて、1歩目が小さくなってしまうこともありましたが、これを使うことで大きく出るようになりました。また、レシーブで大事な切り返しのときにもグリップがしっかり効いてくれます。なかでも、フェイントボールがすごく上がるようになったと思います。


 

 いつも日本一を目指していますが、あと一歩のところで負けてしまって、すごく悔しい思いをしています。ただ、3年目になったからといって、もう1度センターコートに立てる保証もありません。もう1回初心に戻って、「あそこに戻るんだ」という気持ちと、センターコートに行ったときには「絶対日本一になる」という強い気持ちを誰よりも持って戦いたいです。

 今まで支えてくださった人たちがいるから自分たちは大好きなバレーボールをできていて、最後の春高に臨めますその方々のためにも、恩返しをできるように、一戦一戦コートの中で輝いて、いちばんは岡崎監督を胴上げしたいです

 

 

足裏の痛みをカバーし

踏み込みやすさがアップ


  

 自分は母指球が痛いという悩みがありました。ですが、このスタンダードインソールを使うと、踏み込みのときに母指球の悩みがカバーされました。特にスパイクのときにすごく踏み込みやすく、痛みもなくなりました。私もこれまでインソールへの意識はありませんでしたが、バレーボールは瞬発的な動きが多いので、インソールを変えるだけで変わるんだな、と思いました。

 3年間センターコートで負ける悔しさは自分たちがいちばんわかっています。その思いと『先生を日本一にするんだ』という気持ちを持って、18人全員で戦いたいです。

 

 

[ザムスト 部活生向け特設サイト]   

 

【前編】国体優勝も通過点 岡崎監督「国体で勝っても春高の過程」

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