3連覇を目指す東海大(中央が宮部キャプテン)
一般財団法人全日本大学バレーボール連盟(以下、全日本学連)は、11月27日(月)から始まる全日本バレーボール大学男女選手権大会(ミキプルーンスーパーカレッジバレー2023)の記者発表を15日(水)にリモートで行った。
男女計9チームのキャプテンと、全日本学連の積山和明理事長、日本バレーボール協会の南部正司男子強化委員長、中村貴司女子強化委員長が出席した。南部強化委員長は「大会の映像をフィリップ・ブラン監督も見たうえで2024年度の日本代表メンバーを選考する。アピールも兼ねて、生き生きとしたプレーをしてもらえたら」と話し、来年のパリオリンピックに臨む日本代表監督も注目していることを伝えた。
秋季関東大学1部リーグで優勝を飾った早稲田大男子の水町泰杜主将は、「入学当初はコロナ禍で学校にも行けず、練習もなかなか思うようにできないという環境が続いたなかで、4年間やってきたことがしっかり出せるよう、悔いのないように一戦一戦、チーム一丸となって戦いぬきたいと思っています」とコロナ禍で苦しんだ経験を振り返りつつ、残り2週間でのさらなるレベルアップを誓った。
大会3連覇の懸かる東海大女子の宮部愛芽世主将は、チームの注目選手を聞かれると、「いちばん注目してほしいのは私」と明るく答えつつ、対角を組む佐々木遙子の名を挙げて、「アウトサイドの対角を1年生のときから4年間組んできた、私とは対照的なディフェンスが持ち味の選手。私が前衛のときと佐々木のときとでまったく違うバレーが展開されるので、そこを注目して見ていただけたら」と話した。
また龍谷大女子のの阿羅田安莉主将は「目標はベスト4。最後の舞台で4年生を中心に龍谷大らしいバレーをして目標のセンターコートに立ちたい」と話した。
それぞれの目標や思いを胸に、いよいよ大学最大の舞台の幕が上がる。
全日本インカレは27日に開会式を行い、28日(火)の1回戦を皮切りに、12月3日(日)まで東京の5会場で、全国から集まる男女各64校がトーナメント方式で大学日本一を争う。
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