【全日本インカレ2023プレビュー】男子は早稲田大を軸に混戦の予感。女子は東海大と筑波大を中心とした争いか?
- 大学生
- 2023.11.28
大学バレー日本一を決める、年に一度の大舞台である全日本インカレ。男女別に注目ポイントを紹介するとともに、優勝の行方を占ってみよう。
大学四冠を狙う早稲田大【写真:月刊バレーボール】
多くの人にとって、まず今年度の日本代表登録選手の戦いぶりは気になるところに違いない。男子では世界の強豪を相手に経験を重ねた専修大2年の甲斐優斗、アジア競技大会でブレイクを果たした法政大2年の高橋慶帆、シーズン途中で初招集された中央大3年の澤田晶、そして身長2m7cmのサウスポー、早稲田大1年の麻野堅斗らは、それぞれ下級生ながらチームをけん引する。さらにイタリア・セリエA挑戦中のため出場は未定だが、大会プログラムには日本体大4年、髙橋藍の名前も記されている。
今年、軸となるのは大学四冠の懸かる早稲田大。しかし全勝優勝を飾った秋季関東大学1部リーグ戦でも、順天堂大や昨年のインカレ王者、筑波大にはフルセットの辛勝だった。その順天堂大は同リーグで4位、筑波大は7位に終わっているのだから、上位陣に大きな力の差はないと言えるだろう。さらに愛知学院大や近畿大など、各地の強豪も今大会にターゲットを絞っている。日本一を手にできるのは、連戦でのコンディション調整や戦略戦術のマッチアップ、層の厚さなど、さまざまな要素で上回ったチームのみ。そこでは大会前のオンライン座談会で高橋慶帆が「4年生は最後の大会。どのチームも全力でくる」と話したように、上級生の思いの強さもポイントの一つとなるに違いない。
大会三連覇を目指す東海大【写真:月刊バレーボール】
女子では三連覇の懸かる東海大と、今季二冠の筑波大の2強が今大会を引っ張る存在。両チームでは、2年続けて日本代表に登録された宮部愛芽世(東海大4年)と佐藤淑乃(筑波大4年)、2人のエースがそれぞれ得点源として躍動する。「連覇というよりも、このチームで勝ちたい、という思いが強い」という宮部に、「まだ大学で日本一を取れていないので、今年は必ず取れるように」と言う佐藤は、ふだんは仲がいいものの、ネットを挟めば一歩も譲る気配はない。
東日本インカレ女王の日本体大や攻撃力の光る東京女体大、西日本インカレ女王の龍谷大、さらには神戸親和大、福岡大に岐阜協立大などがあとを追う。ここで一つデータをひも解くと、過去20年間で優勝を経験したチームは、女子においては筑波大、東海大、青山学院大、鹿屋体大がそれぞれ4回で嘉悦大が3回、日本体大が1回と、この6チームのみで占められている。伝統校が栄冠を重ねるのか、それとも新たな歴史が刻まれるのだろうか。
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