今季初勝利を飾ったVC長野【写真:JVL】
バレーボールの国内最高峰リーグ、2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)は12月2日(土)、3日(日)に計8試合が行われた。
今季未勝利のVC長野トライデンツはヴォレアス北海道と対戦。両チームの公式戦での対戦2021-22シーズンのV・チャレンジマッチ以来となる。当時は2試合を行い、いずれもフルセットで1勝1敗の勝敗とセット率でも並び、得点率の差でVC長野がV1残留。V2にいたヴォレアスにとってはV1昇格を阻まれた因縁の相手ともいえる。
そんな両チームの試合は再び激闘となった。
2日はVC長野の中野竜が23得点、新加入の修成城(中国)が27得点、大分三好から移籍加入した藤原奨太が19得点の活躍を見せるが、ヴォレアスのキャプテンでエースの張育陞が40得点と大爆発。新加入のルーク・スミス(オーストラリア)も19得点と活躍を見せ、最後は田城貴之がダイレクトで決めてヴォレアスが振り切り、今季2勝目をあげた。
続く3日の対戦は、ヴォレアスの張が28得点、スミスが27得点、戸田拓也が14得点をあげ攻撃をけん引する。対するVC長野は修が33得点、中野が23得点、オデイ・トレント(オーストラリア)が13得点の活躍。5セット中3セットがジュースにもつれ込む激戦をVC長野が制して、今季初勝利を飾った。因縁の対決はV・チャレンジマッチから数えて2勝2敗、すべてフルセットという結果になった。
また首位サントリーサンバーズは世界クラブ選手権に出場するため、すでにインドへ出発。12月6日(水)に予選ラウンド初戦をハルクバンク スポーツクラブ(トルコ)と戦う。
V1男子順位推移表(12月3日終了時点)
[試合結果]
■12月2日(土)
日鉄堺BZ ◯3-2● 東京GB
ジェイテクト ◯3-1● 東レ
JT広島 ◯3-1● WD名古屋
ヴォレアス ◯3-2● VC長野
■12月3日(日)
日鉄堺BZ ◯3-1● 東京GB
ジェイテクト ◯3-1● 東レ
JT広島 ◯3-2● WD名古屋
VC長野◯3-2● ヴォレアス
■アジアを制したサントリーが出場する世界クラブ男子選手権 12月6日開幕
■勝っても昇格のないVリーグ。2部チームが臨む今季の焦点と明かした胸の内の数々
■令和5年度天皇杯・皇后杯全日本選手権大会ファイナルラウンドの出場チームと組み合わせが決定
V1男子順位表(12月3日終了時点)
順位 |
チーム |
試合数 |
勝 |
負 |
勝率 |
P |
得S |
失S |
S率 |
1 |
サントリー |
12 |
11 |
1 |
0.92 |
32 |
34 |
10 |
3.40 |
2 |
パナソニック |
10 |
9 |
1 |
0.90 |
27 |
27 |
6 |
4.50 |
3 |
JT広島 |
14 |
12 |
2 |
0.86 |
33 |
37 |
18 |
2.06 |
4 |
WD名古屋 |
14 |
9 |
5 |
0.64 |
28 |
33 |
20 |
1.65 |
5 |
日鉄堺BZ |
14 |
8 |
6 |
0.57 |
23 |
27 |
24 |
1.13 |
6 |
ジェイテクト |
12 |
5 |
7 |
0.42 |
15 |
19 |
25 |
0.76 |
7 |
東京GB |
14 |
5 |
9 |
0.36 |
18 |
25 |
29 |
0.86 |
8 |
東レ |
14 |
4 |
10 |
0.29 |
11 |
21 |
35 |
0.60 |
9 |
ヴォレアス |
14 |
2 |
12 |
0.14 |
6 |
12 |
38 |
0.32 |
10 |
VC長野 |
14 |
1 |
13 |
0.07 |
5 |
11 |
41 |
0.27 |
※勝率、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位
P:ポイント
S:セット
V1男子試合結果一覧(12月3日終了時点)