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サントリーはクルゼイロにフルセットの惜敗も予選突破が確定 男子世界クラブ選手権

クルゼイロに惜敗するも予選突破となる2位以上が確定したサントリーサンバーズ【写真:FIVB】

 

 バレーボール男子世界クラブ選手権の2日目が12月7日(木)に行われ、アジア代表として出場しているVリーグのサントリーサンバーズは南米代表のクルゼイロ(ブラジル)とインドのバンガロールで対戦し、2-3(21-25,29-31,30-28,25-22,12-15)で敗れた。しかし、予選突破となる2位以上が確定し、準決勝進出が決定した。

 

 第1セット、クルゼイロのミゲル・アンヘル・ロペス・カストロ(ブラジル)の攻撃でリードを許したサントリー。デ・アルマス アラインのバックアタックやサービスエースなどで追いかけるが、セットを落とした。第2セット、サントリーはドミトリー・ムセルスキー、アラインらを軸に攻め、ともに譲らずジュースに突入。互いにサイドアウトを取り合い30点台に突入するが、最後はルーカス・サートカンプ(ブラジル)のサービスエースでこのセットも奪われた。

 

 あとがない第3セットもサントリーは先行されたが、粘り強く追いかけてジュースに突入。しかし、24-25でアラインのスパイクがアウトの判定でゲームセット。かと思われたが、チャレンジを要求すると相手ブロックの指先がボールに触れていたことが判明。首の皮一枚で持ちこたえたサントリーは、28-28から佐藤謙次のブロックによる連続得点に成功し、セットを奪った。

 

 第4セットも先行を許すが、佐藤のクイックで逆転。13-11でのサーブ時にはアラインが足をひねった様子を見せ、兪元泰と交代しベンチへ。その後、小野寺太志のサービスエースや藤中謙也のアタックなどでセットを奪い、勝負の行方は最終セットへ。

 

 第5セットは藤中(謙)のアタックで先行したが、5-2から4連続失点で逆転を許すと、バラセ・デソウザ、レオン・ロドリゴ(ともにブラジル)らにリードを広げられて、惜しくも敗れた。

 

 サントリーは予選の全試合を終え、7日終了時点で1勝1敗の4ポイントで予選ラウンドB組1位。12月8日(金)に行われるハルクバンク対クルゼイロの結果を待たずに、準決勝進出条件の2位以上が確定し、予選突破が決まった。

 

■男子世界クラブ選手権

予選ラウンドB組 第2戦

サントリーサンバーズ(アジア代表)2-3クルゼイロ(南米代表)

(21-25,29-31,30-28,25-22,12-15)

■サントリーの第1セットスターティングメンバー

佐藤、ムセルスキー、アライン、小野寺、大宅、藤中(謙)、リベロ藤中(颯)

 

■日本のトップスコアラー(上位3人)

ムセルスキー 27得点(アタック23得点、ブロック4得点)

アライン   14得点(アタック13得点、サーブ1得点)

藤中(謙)  10得点(アタック8 得点、ブロック2得点)

 

■サントリーの次戦

12月9日(土)の準決勝進出は決定したが、対戦相手、試合時間ともに未定

 

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