バレーボール男子世界クラブ選手権の準決勝が12月9日(土)に行われ、アジア代表のサントリーサンバーズは南米代表のイタンべ ミナス(ブラジル)とインドのバンガロールで対戦し、2-3(25-22,22-25,30-28,20-25,15-17)で敗れた。この結果、サントリーは3位決定戦に回ることになった。
予選ラウンドB組を1勝1敗の1位で通過したサントリーは、決勝進出を懸けて予選ラウンドA組を1勝1敗の2位で通過したミナスと対戦した。
佐藤謙次のサーブで始まったこの試合は第1セット、お互いに譲らず中盤までサイドアウトを取り合う展開。13-13の同点からデ・アルマス アラインのブロックポイントなどの連続得点で抜け出しセットを先取した。
第2セットは17-19とリードされた場面からドミトリー・ムセルスキー、藤中謙也のアタックで同点に追いつき、大宅真樹のツーアタックで逆転に成功するが、そこから再逆転を許しセットを奪われた。
第3セット、中盤に連続ブロックポイントを奪われリードを許すが、そこから巻き返して大宅のブロックで20-20の同点に。先にセットポイントを奪われるが、アラインのバックアタック、途中出場の兪元泰のブロックポイントでジュースに持ち込むと、小野寺太志が連続ブロックを決めセットを奪い返した。
続く第4セットは序盤に連続ブレイクを重ねられ先行を許し、中盤にアラインの連続サービスエースなどで追い上げたが、そのままセットを奪われた。
迎えた最終セット、中盤の4連続失点で先行され、アラインのサービスエースなどで追い上げるが、ミナスが先にマッチポイントに到達。それでもムセルスキーがダイビングレシーブでつないだボールを藤中(謙)が決めてジュースにもち込む粘りを見せたが、わずかに及ばずに敗れた。
この結果、サントリーは3位決定戦にまわり、銅メダルを懸けてハルクバンクと激突。ハルクバンクとは予選ラウンド初戦でも対戦し、そのときは3-0で勝利している。
■男子世界クラブ選手権
準決勝
サントリーサンバーズ(アジア代表) 2-3 イタンべ ミナス(南米代表)
(25-22,22-25,30-28,20-25,15-17)
■サントリーの第1セットスターティングメンバー
佐藤、ムセルスキー、アライン、小野寺、大宅、藤中(謙)、リベロ藤中(颯)
■日本のトップスコアラー(上位3人)
ムセルスキー 23得点(アタック22得点、ブロック1得点)
アライン 18得点(アタック14得点、ブロック1得点、サーブ3得点)
小野寺 11得点(アタック8得点、ブロック2得点、サーブ1得点)
■サントリーの次戦
12月10日(日)20:30(日本時間)
対戦相手:ハルクバンク(トルコ/ヨーロッパ代表)
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