元・バレーボール女子日本代表、1964年の東京オリンピックで金メダルを獲得した寺山(旧姓・宮本)恵美子さんが敗血症のため12月7日(木)に亡くなった。86歳だった。
宮本恵美子さん【月刊バレーボール1964年12月号より】
寺山さんは1937年5月10日、和歌山県生まれ。和歌山商高を卒業後、日紡貝塚に入社。“東洋の魔女”の愛称で親しまれた日本代表としては、1960年にブラジルで行われた世界選手権で準優勝、1962年のソ連での世界選手権で優勝、さらに最高殊勲選手にも選ばれた。1964年東京オリンピックの日本代表メンバー選出時の月刊バレーボールにおける選手プロフィールでは、「世界女子バレー界でも、左ききスパイカーは数少ない。その中でも世界的な威力を持つスパイカーなのである。物事にくったくしなく、明るい性格の持主」(原文ママ)と紹介されていた。
前列左から3番目が宮本恵美子さん【月刊バレーボール1964年10月号より】
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